1枚目:豚Wラーメン。2・3枚目:汁なし。
『歴史を刻め』のメニューは「ラーメン」または「汁なし」の2種類です。
ここに有料トッピングの豚の有無を選択するだけのシンプルな形式です。
ときどき限定トッピングがあることもあります。
並でも一般的なラーメン屋の麺量の3倍およそ350gがあります。
「小」も選べますので安心してください。
大盛りにできますがギブアップ禁止で大の食券購入前には意思確認もされます。
残す人が多いらしくてそこはシビアです。
通常 | 豚 | 豚W | |
ラ-メン | ¥750 | ¥950 | ¥1,100 |
汁なし | ¥750 | ¥950 | ¥1,100 |
※大盛りはスタッフさんに申し出る。同額。
※情報は2017年2月現在
ここのラーメンを食べると元気になります。
理由には炭水化物をたくさん摂れることやニンニクが入ることもあるし、接客の素晴らしさもあると思います。
しかし、私はそういった直接的な要因以外にももっと深いものがこのラーメンにはあると考えています。
ここのラーメンを食べると気持ちがポジティブになります。
マジで笑顔がこぼれます。
②歴史を刻めとは
ルーツは京都市左京区一乗寺の人気ラーメン店『ラーメン荘 夢を語れ』です。
夢も歴史と同じ二郎系のラーメン屋で商品の見た目や店内のシステムはほとんど同じです。
“ラーメン荘”は一乗寺の『夢を語れ』(2006年)から始まり、次に伏見の『地球規模で考えろ』(2009年)、そしてこの『歴史を刻め』(2010年)と店舗展開をされました。
今は夢からは独立されており、歴史としては寺田町(閉業)・枚方(閉業)・名古屋の栄・六甲道・なかもず・寝屋川に勢力を拡大されています。
私は上にあげた店舗はこれまでに全て訪問していますが、どこでもだいたい同様にとても美味しいラーメンを食べられます。
先ほどから書いている二郎“系”と呼ばれる理由は、東京を中心に多くの店舗を構えるラーメン二郎に由来していて、その東京の『ラーメン二郎』が歴史で提供されるような大盛りラーメンのお店としてあまりに有名であるからです。
夢を語れの創業者さんも過去に二郎の某店舗でお勤めになった経験があるようです。
歴史のお店でも奥に三田本店のTシャツが掲げられています。
東京二郎をリスペクトされているのでしょう。
私も以前東京に住んでいた時期があるのですがその時はまず最初に三田本店に参詣しました。
③お店のシステムや注文の仕方
(1)お店の前に食券機が設置されているのでお店に着いたら列に並ぶ前に最初に食券機で食券を購入してください。
メニューは先に説明した通り単純ですので前もって決めておくことをお勧めします。
(2)列に並びます。 並びができていない日はほぼないです。
待ってる場所が冬はとても寒いので防寒が必須です。
騒いだりしてはいけません。 代表者が並んで後から合流するのも禁止されています。
「全員が揃ってから並ぶ」というルールがあります。
並んでいるとそのうちスタッフさんが人数や注文の確認に来てくれます。
丁寧な受け答えをお願いします。
(3)完璧なオペレーションで店内に案内されます。 ここの接客は関西の二郎系の中で最高峰です。 座席もお店側から指定されますので従ってください。
基本的には空いていても奥から詰めるように案内されます。
(4)席に着いたら食券をカウンターの上に置いてください。 そして、待つ間におしぼり・箸・レンゲ・水を自分で取りに行きます。
入店時、席に着く前に掴んで席に向かっても大丈夫です。
(5)自分の麺が上がったら店員さんが「ニンニク入れますか?」と聞いてくれます。
このタイミングで無料トッピングのコールもします。
間違っても食券を置くときや関係ないときに言わないでください。 ニンニクを聞かれてから言います。
必ず聞かれます。
また、小さい声では聞き取りにくいので大きな声ではっきりと伝えてあげるといいと思います。
初めての方は余計なコールはせずにニンニクの有り無しだけを決めるのがおすすめです。
(6)配善されたらラーメンの写真を撮ってもいいです。
伸びるので撮影はスムーズにした方がいいですね。
ラーメンを食べ始めたらスマホは触らないほうがいいです。 もしかしたらお店の方に注意されるかもしれません。 また、余計なおしゃべりもオススメしません。
ラーメンと対話しましょう。
(7)食べたら丼をカウンターの上にあげて、テーブルをおしぼりで拭いて挨拶をして退席。
この時おしぼり以外は全てカウンターの上にあげますが、おしぼりだけは入り口付近の大きめのカゴに返します。
※コールについて
無料トッピングにニンニク・やさい・味の濃さ(カラメ)・背脂の量(アブラ)を増減してもらえます。 店によっては一味もあります。 「抜き」「少なめ」「マシ」「マシマシ」です。 「チョモランマ」は噂でしか聞いたことがありません。
「ちょいマシ」も私は使ったことはありませんが言っている人はよくいます。
例えば私は歴史では「ニンニク少し・やさいマシ・アブラ」と言っています。 歴史ではというのもお店によってはスープの濃さが違ったりするので店ごとに自分なりに調整します。
めんどくさい時は「全マシ」とかも言います。
コールに関してはあまり細かいルールを気にしたりこだわったりするるよりも、スタッフの方がわかりやすいようにまたスムーズに伝えることが大切だと私は個人的に考えています。
ふざけたり、ただ写真に収めたいという理由で増すのは絶対にやめましょう。
あと、「ニンニク無し」は「ニンニクマシ」とややこしいので「抜き」と言うように私はしています。 ニンニクは並の量でもそのあとの匂いが絶望的なことになるので要注意です。
あれは「並」ではないと思います。
④個人的な思い出
歴史は『夢を語れ』がルーツと書きましたが私の二郎系のスタートも夢でした。
私は大阪出身ですが大学は京都だったのでその時に夢の店舗がある左京区一乗寺の近くで下宿をしていました。
その時は夢もまだオープンして間もない時期でした。
ですから、最初は夢と同じく京都伏見にある地球に通っていて、そんな折に歴史もオープンしました。
歴史は大阪ですので歴史で食べる時は決まって当時大阪で働いていた友人と一緒に行くのがお約束でした。 必ず20~30人の並びができているので待ち時間もあります。
その間に友人と色々なことを話しました。
町外れにあるこのお店に一人で行くことはほとんどなくて毎回いつも同じメンバーで通っていたんですが、友人が東京に転勤になったり私も就職や引越しが続いたりしてしばらくの間は足が遠のきました。
しかし、その友人が最近になって関西へ帰ってきたのでまた一緒に行けるようになりました。 刻むのは歴史とニンニクだけではありません。
友情も刻めるお店、それが「ラーメン荘 歴史を刻め」です。
以上。