学生時代の勉強方法

京大受験の合格体験記と感想。ブログで初めて話します。苦しかった。

2月25日から始まる国公立大学入試・二次試験まであと2週間になりました。

私は過去に浪人して京都大学を受験しています。
今日はその時の経験をもとに「京大受験の感想」をレポートします。

 
受験テクニック的な内容や細かい記録に関しては過去の記事や今後の更新を確認してください。
ここでは受験期間中の心境と体験記的な話をします。

 

(目次)
・現役時の大学受験について
・京大の志望動機
・私の勉強の素質について
・たどりついた考え方
・勉強効率化について
・予備校と生活サイクル
・受験勉強の苦しさ
・合格発表当日

 
◾️追記(2017年3月18日)
最初の投稿時より何度か加筆修正して単なる“感想”だけではなく、私のような平凡な人間が難関大学に合格するための考え方やエッセンスも加えました。
多少長くはなってしまいましたが、それは読みやすくするために安易に省略するよりはきちんと伝えようという趣旨の下です。
追記ここまで。◾️
 

現役時の大学受験について

背景を知ってもらうためにここから書きます。

高校は一般的な大阪の進学校で部活はバスケ部に所属していました。
学生生活では3年間を通して落ちこぼれていて、部活の試合参加を禁止されることもありました。
どんな学生だったのか詳しくは下の記事に書いています。

それでも部活を引退してからは受験勉強をスタートして、最終的に地方の国公立大学を受験しました。
地方ならまだ合格の可能性があるかもしれないと思いました。

結果は不合格でした。

その後、3月中には志望校を京大に変えて受験勉強をやり直すことに決めました。

関連:🔗進学校で落ちこぼれた時の話。

 

京大の志望動機

「京大だから」というのが一番大きかったです。
私は理想だけは一人前です。

親族に出身者がいるとか、先輩や友達が京大に入ったとかそういうのは一切なく直感的に京大に行こうと決めました。

今この記事を書くにあたってもう一度当時の考え方を辿ってみても、やはり夢見がちな性格を反映していると思います。

京大を目指すと決心するまでは葛藤もありました。
いわゆる自分に“才能”や“素質”はあるのかといった問題です。
仮に最大限の努力を注いで勉強したとして、それで本当に自分が『京都大学』に合格する能力はあるのだろうかと。

 
一方で、結果的にはこの京大だから行きたいという単純動機は当時としては良い判断でした。

なぜなら、どうしても達成したいと思える目標がモチベーションになり、受験勉強を続けるためのエネルギーになったからです。

『入りやすいから地方国立』を目指していた現役時とは比べものにならないくらいのやる気が出ました。

もちろん当時はそんなことを意図して志望校を決めたわけではありません。
後から経験則として目標がモチベーションになるんだということを学んだ感じです。

 

私の勉強の素質について

他の記事にもときどき書いていますが謙遜でもなんでもなく私はかなり残念なやつです。

基本的には「落ちこぼれ」とか「だめ人間」と言われるタイプです。
今もニートですし。
特に高校時代の友人も私のことを「アホの代名詞」と言っていました。

そして、勉強が嫌い。

少し話はそれますが、私は中高生の時にときどき周りにいた「勉強好き」と言っているやつのことを信じてはいませんでした。

そういう人の人格自体を信じていないとか決してそういうわけではなくて彼らの「好き」の真偽について疑っていたという意味です。

 
確かに勉強が好きと思っている・思い込んでいるのは本当かもしれません。
でもその好きというのは勉強をして難しい問題を解けるようになって得られる達成感とか周りより良い結果(成績)が出ることによる優越感とかそういうのが楽しくて「好き」と言ってるんじゃないか?と。
じゃあそれは勉強内容や教科自体が好きなんやなくて、その快感が好きなんやろ?って。

たしかに私もそういう気持ちはわかります。

毎日の課題、受験の場合だと1日ごと・1週間ごとに勉強量のノルマをクリアしていくことに少しだけ快感を覚えます。
単純にTODOリストに完了のチェックを入れる時のあの気持ちいいやつです。

だから、あなたの「勉強好き」っていうのは勉強に対して正当に下されている評価なんだろうか?好きという表現は正しいのだろうか?って。

勉強そのものが好きなわけではないでしょ。
もちろん例外はいくらでもあるでしょうけど。
だって絶対に遊んでいる方が楽しいと思いませんか?
アニメとスポーツとデートと勉強の順位を考えて欲しいです。

さらに人類学的にも机の前に長時間座って勉強をするというのは非常に不自然な活動だと思うんですよね。
だから動物として勉強というのは奇行以外の何物でもなく本能的には受け入れがたい行動のはずだ。みたいな。

話はそれましたが、こんな風に潜在的な能力は低くてしかも勉強が嫌いというのが私の「受験」に関わるところの素質でした。

 

たどりついた考え方

とにかく私は特に頭がいいわけではないし勉強が嫌いでした。

だから、どれだけ楽をすることができるのか考えます。
というか、それが自然ではないでしょうか。

なにか楽をする裏技はないんかな?とか学校では教えてくれなかったテクニックがあるんじゃないか?など。
スマホゲームアプリのパズドラを進める時に「攻略Wiki」を参考にするのと同じようなことです。

そしてこのような考えにたどり着きました。

一般的に京大受験に必要と考えられる勉強時間を私の能力で可能な限り圧縮してみよう!

あの時私の頭の中にあったアイデアをそのまま文字にすると「勉強を思い切り効率化して、ほんでこの1年はめっちゃ頑張って京大に合格したる。この1年間だけは今までで一番の本気を出す」でした。

 
この瞬間になんとなくこの試みはうまく行くんじゃないかという予感がしました。
まだ京大の受験システムも知らなかったのにです。

最初の方に話したそもそも私には無理なんんじゃないかとった“葛藤”も消え去りました。

弱いものかもしれませんが根拠はありました。

私の周りでは一生懸命勉強している人はいましたが真剣にこのような裏技について考えている人はいなかったからです。

実は時間に追われる大人の社会において効率化は特に意識が高い人たちの中では定番のコンテンツですが、少なくとも私が通っていた一般的な進学校や私の生活圏内ではこのような議論はありませんでした。

周りがしていないことを自分は取り入れることで簡単に他人より有利な立場に立つことができます。

 
そして、高校を卒業した春にはまずとにかく考えたり調べたりしました。裏技を。

まず最初に志望校に通った高校受験のことを思い出してその時の経験から方法論として成り立つものを抽出しました。
すでに記事にしているものも一部あります。
もちろん大学受験から先輩の合格体験記などを読んで新しく取り入れたテクニックもありました。

例えば一番成果が上がったものは英語の勉強方法でした。

中学の時から国語の次にずっと苦手だった英語が、試験にもよりますが一番落ちこぼれていた時と比べると偏差値は40以上あがりました。その時の勉強方法の一部は下の記事に書いています。

長くなりましたがこんな風に私の京大対策が始まりました。

 

勉強効率化について

少し大げさだったかもしれません。

効率化や方法論と言っても、仮に京大合格に必要な勉強時間が単純に3000時間だとしてそれを私は2000時間で済ませられたかもしれない、程度のことです。
今の私ならもしかすると半分くらいにまでできるかもしれません。
それでも半分ですが。

この記事の趣旨である「感想」として一番に伝えたいことは、勉強を可能な限り効率化しても私にとって京大は難しかったということです。

私は結局普通の人なので圧縮したとしても相当な勉強量が必要でした。
上の例で3000時間が必要という仮定を出しましたが、そもそもその必要とする勉強時間には個人差がありますよね。

例えば私がテクニックを駆使して合格に必要な勉強時間を25%効率化できるとします。
この場合本来の私の能力で裏技なして愚直に勉強して3000時間が必要なところを2250時間にまで圧縮できます。

 
しかし、優秀な人はそもそも最初から私の半分の1500時間で済むかもしれません。

さらにこれを効率化されるともう歯が立たないですよね。
結局はもともと優秀な人に近道までされるとたちうちできないです。
そして、優秀な人ほど天然で最短経路を選択できることが多いのも事実です。

努力する天才には勝てません。
でも、そもそも受験においてはそういった人たちと勝負するわけではありません。
あくまで天才は極めてマイノリティな存在だから本番でランキング1位の点数を取ならなくてもいい受験では競争する必要がありません。

つまり私の場合は限りなく効率化してやっとのことで京大を受けるような一般的な優秀層と同じ土俵に立てました。

 

予備校と生活サイクル

どれだけ効率化しても1日楽々1時間の勉強で済むというようなことはなく、京大受験はボリュームのある作業でした。

私は浪人生の時に予備校に通わせてもらっていたんですが授業には一切出ませんでした。
授業にはトラウマしかないからです。要はついていけないということです。

私は朝が苦手なのでいつも他の生徒より少し遅い10:00くらいに登校してそのまま自習室に直行していました。
それでみんなの授業が終わり始める昼の三時や四時くらいまではそこで一人っきりでした。

他にも私と同じように自分のペースでしか勉強ができない人間というのは存在するはずなんですが、なぜかその予備校では一年を通して日中はずっと1人でした。
志望校のランクごとに自習室が分けられていたからということもあるかもしれません。

そして、帰る時間は前期だと17:00くらいで試験が近づく後期は19:00〜20:00くらいでした。

だから毎日一人で過ごす時間が他の生徒よりも長かったです。
もちろんこんなサイクルだったので予備校で友達なんかできませんでしたし作る気もありませんでした。

授業は受けていなくても予備校の自習室には毎日通うことで、自分のホームとなる勉強場所を固定できたこと。
それが受験勉強を続けるのにいいリズムを生んでいました。

土曜日は地元の図書館で勉強して、日曜日はほぼオフです。

日曜の夜に家で1本だけ外国映画を観ることが数少ない楽しみの1つでした。
この一年間はこれ以外の漫画やアニメ、DVDなどの娯楽は意識的に完全に絶っていました。
一方で音楽だけは隙間時間に積極的に聞いていました。

 

受験勉強の苦しさ

受験期間中に泣いたことが一度だけありました。

秋の初め頃でした。
そんな感じでいつものように午前中に一人で勉強をしてたら突然涙が出てきたました。
あんなこと生まれて初めてでびっくりしました。
それまでは自分で気が付いけていなかったみたいなんですが、辛かったんやと思います。

当時は精神的なストレスをほとんど察知できていませんでした。肉体的な疲労感はありましたが、ただルーティンを繰り返しているだけのつもりだったので。
睡眠時間も意識的にたくさん摂っていました。

さすがに直前期は気が張り詰めていましたが、年内はあくまでマイペースに毎日充実感を持って過ごしているつもりでした。

だから「苦しかった」というのは受験中よりもこうやって当時を振り返った時に思い知ります。

 
私は普段から興味関心のあることに対してはほどほどにストイックです。

そうは言っても楽したい。っていう感情は誰しもがありますよね。
特に勉強なんてつまらない活動や失敗の可能性のある受験だと余計に。
最初から関わらない方が絶対に楽です。

受験勉強の場合は別にサボっても誰もわからないし困らないし、仕事みたいに首になることも人に嫌われることもありません。
志望校を京大からもっと簡単なところに落としても問題ありません。

そんな風にいくらでも逃げる選択肢があったわけですが、この一年間は自分の弱いところに打勝つことが多かったと思います。

1日が1勝負だとすると割合的には56勝44負のイメージでした。

人生における最高勝率で今でもこれは更新されていません。
これは残念なことですね。

そして、自己最高勝率を持って試験会場に行くことができました。

 

合格発表当日

校舎での合格発表は見に行きませんでした。
1年間いっぱい勉強をして疲れていたからです。

実は試験前日に大きなトラブルがあって自信もありませんでした。

だから、合否確認はネットでの発表を待ちました。
しかし、ネットでの公式発表よりも大学構内での掲示が先だったので、私は掲示板の2ちゃんねるの京大受験生が集まるスレッドを利用して確認しました。

確認方法は例えばスレに「330〜335番の合否を教えてください」と書き込みます。
すると合格発表現場にいる2ちゃんネラーが「×○××○×」みたいなレスをしてくれます。

私はそれで合格を知りました。

家族にはすぐには言いませんでした。
真偽不明だからです。

そのあと、母がネットでの発表を開いて合格を確信しました。
母が涙を流していたのが私の目に焼き付いています。

私自身は合格がわかった時の気持ちは安堵が80%で喜びは20%でした。
時間が経つにつれて少しずつ喜びは増えて行きましたが、それでも安堵を上回ることはなかったです。

家族に感謝の言葉を述べて私の受験は終わりました。

 

さいごに

合格発表を2chで確認したと書きましたが、受験期間中は2chの京大理系受験スレッドのお世話になっていました。
確認してみるとタイトルが変わってる気がしますが今でも存在しますね。

そんなこんなで合格発表日からしばらくの間は惰性でスレをのぞいていたんですが、入学式前に1つ気になることがあったのでスレで質問をしました。

「入学式ってスーツですか?」と書き込みをしました。
するとすぐに「気合入れてスーツなんか着て行ったら笑われるぞw」とすぐに誰かがレスをくれました。
合格発表の際にも正確な合否を伝えてくれていたしありがたいと思いました。

結果的に入学式当日に恥をかきました。

それでは受験頑張ってください。

 
以上。


関連記事:
🔗京大受験で使った参考書とオススメのまとめ

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