目次は非常に利用価値の高いページです。
勉強を少しでも効率化しようと思うなら目次も利用することをオススメします。
ここでは目次を見る理由と目次の使い方を説明します。
どうして目次を見るのか
主に3つの理由があります。
①その科目の全体像を把握する
これが一番大切なポイントです。
何の勉強をするにおいてもその科目の全体像を把握するということは勉強効率化の重要項目です。
全体を把握できるからこそ、その科目の枝葉、つまり重要度の低いテストには出にくい部分にも気がつくようになります。
常に全体を俯瞰した上で勉強を進めてください。
②その科目の地図上でどこにいるのかを把握する
自分がまだスタート地点にいるのか?それともゴールはもうすぐなのか?
自分の現在立っている地点を把握することができます。
やみくもに進めているときと比べて精神的な安寧を得られるので勉強を進めやすくなります。
また、常にゴールとの距離を測ること、つまり進捗を確認することで上手に学習計画を立てられます。
頭の中にその教科の地図を作る
初めての試験問題を見たときまずは頭の中で解法を検索すると思います。
これはどの単元の問題なのか?これまで似たような問題はなかったか?解法パターンは?
きちんと頭の中の地図が整理されている場合は解法を思い出すまでまっすぐ一直線にたどり着くことができます。
何も見ないで自分でそれぞれの科目の目次を作れるくらいになるべきです。
むずかしいように感じるかもしれませんがまともに受験勉強していれば簡単なことです。
むしろ、試験前になっても目次が作れないようなステージだと難関校合格は難しいでしょう。
何を見るのか→全体・大見出し・小見出し
参考書や問題集を利用するときに最初に必ず見ます。
数学Bの教科書を使っている場合で、現在位置ベクトルの勉強をしていると想定します。
まずは全体像を確認します。
数学Bの教科書には「平面ベクトル」「空間ベクトル」「数列」「漸化式」の4つが大きな単元としてありますよね。
それから大きい見出しの順番に
平面ベクトル→位置ベクトル
これを見て平面ベクトルの問題の一種に位置ベクトルが在るんだな、と納得させます。
ついでに前回の学習範囲や周辺の内容にも目を通して自分なりの感想も考えます。
位置ベクトルの周りにはベクトルの基本である内積やベクトル方程式が目に入ると思います。
そして、内積は公式を覚えるだけで使えた簡単なところだったなーとか、 次の内容はベクトル方程式とかいてあるが(この時点では)よくわからないな、とか。
毎回1分でもいいのでこのように目次を見る時間を取るようにしてください。
最初は慣れないためにめんどうに感じるかもしれませんが毎日やっているうちに習慣化します。
必ずやるようにしてください。
さいごに
寝る前に目次だけを見直すという方法もあります。
寝る前に見る理由は今日自分が何を勉強したのかを確認することによって寝てる間に頭が勝手に整理されていくからです。
目次は新しく本を買うときにも大変有用な情報をくれます。
どういうことを書いているのか?どんな風な順番で書いてあるのか?
体系的に学習できそうか?
これからはぜひ目次にも注目してみてください。