「カンニングペーパー」のすすめ!紙切れ1枚で学習効率アップ!有能! | はいれぽ!

突然ですがカンニングペーパーを作ったことありますか?

私はあります。

カンニングペーパーは試験の点数を上げるために非常に効果的です。
だってそれをチラっと見るだけで数点取れるわけですから。

紙切れ1枚なのでペンケースに忍ばせたり消しゴムのケースと本体の隙間に挟み込んだり方法は色々想像できますよね。
こんなに楽をして点数を取れる方法は他にないです。

でもそれはルール違反だからしたらダメです。

今日はルールの範囲内においてカンニングペーパーを有効活用する方法についてレポートします。
最初に私の実体験をお話しした後にカンニングペーパーの良さをお話しいたします。

私の実体験。

事前工作

私が人生で初めてカンニングペーパーを作ったのは小学3年生の時でした。

かなり昔のことですが“初めてカンニングペーパーを使ってカンニングをする”という体験がまだ若い小学生にとっては刺激的であったため結構覚えています。

カンニングペーパーデビューは漢字のまとめテストでした。
分量的には学期末のテストだったのでその学期に習った範囲からです。

私は元来国語が苦手で現代文も古文も記述も全般的にできませんでした。 漢字に関しても覚えるのがめんどくさくていつもポロポロと点数を落としていました。

数学的な公式を覚えて全部に当てはめられる系の方が好きです。

そこで「カンニングペーパーを使ってみよう」と思いつきました。
どちらかというとあの時は単純にテストでいい点を取りたいというよりも、アニメかなんかの影響をうけてカンニングを経験してみたいという好奇心の方が大きかったです。

漢字テストの前日にコピー用紙を『タテ8cmx4ヨコcm』くらいの名刺より小さいサイズに切り取りました。
その小さい紙切れに試験範囲の中から自分が覚えられていない二字熟語を厳選して、丁寧な字でその紙に入る分だけ綺麗に並べて書き込みました。

カンニングペーパーに書いた漢字を間違えていたら意味がないし、本番で読み取れなくても困るので注意を払って丁寧に整理しました。

そして、当時使っていたよくある黒色の箱型の筆箱に忍ばせて翌日のテストに備えました。

試験開始前

ワクワクしていました。
初めて“カンニングをすること”が楽しみでした。

テストが行われる授業が始まりました。
悪いことをしている時ってドギマギしてしまいますよね。

この時も心臓がいつもより早く鼓動しています。 顔がこわばります。

小3ですから(笑)

問題用紙が配られ始めて名前も書きます。
カンニングペーパーを持っているからいい点数を取れることは確実だったのでそういう意味では余裕があります。

しかし、必要以上に先生の視線や周りの生徒の目を気にしてしまいます。
カンニングペーパーを使う前からドキドキです。

緊張感。

回答スタート

問題を解きます。

試験開始前はいろいろドキハラしていましたが、数問を解き始めると他のことに意識が行かなくなります。
目の前の問題に集中し始めるからです。

カキカキ。んーーー。順調。

何問か解いたところでやっと。あ、これは紙に書いた漢字!
よし!チャンス!紙を見よう。

あれ?でも、これは覚えてるわ。

初めてのカンニングをしたいけれど、だからといって必要のないところでわざわざ危ない橋を渡ることはないと判断します。

ホンマにわからへん問題の時に見よう。

カキカキ・・・。

お、これは昨日カンニングペーパーの右上に書いた漢字だ。
ん?覚えてるな。

カキカキ・・・。

あ、これも昨日余ったスペースに最後の方に追加した漢字だ。
この漢字は書く前からもともとそこまで苦手ではなかったし、スペースが余ったからだめ押しで追加した漢字やしやっぱ覚えてるよなー。

カキカキ・・・。

あーこれは苦手だったから優先的に紙の最初の方に書いたな。
んーーーあれ?これも覚えてるやん・・・。

カキカキ・・・。

あぁ。

これも書けた。

ていうか。

なんで覚えてんねん!

カンニングペーパーを使いたいのに。

自分のアホが。

この日のテストでは結局紙は使わずにテストが終わってしまいました。
苦手な漢字テストでいい点数を取れたのが確実だったのに、その日はなんとなく物悲しい気持ちが残りました。

カンニングペーパーの効果

効果①書くことで!

小学生の私が気がついた点です。
これはカンニングペーパーに限らないことです。

一枚の紙に慎重にドリルの正しい漢字を見ながら丁寧な字で単語を書いたこと。
私は作るならきちんとしたリストを作りたいと思ったので字が汚かったり、その長方形に綺麗に整列できなかったら書き直したりしていました。

そんな風に集中して丁寧に文字を書いたこと・数回書いたことで暗記ができていました。
この時に「丁寧な字で繰り返し書く」という受験勉強の基本となる書いて覚える工夫を学びました。

効果②選ぶことで!

苦手な漢字を厳選して書いていたこと。

自分がどこが苦手なのかをきちんと把握した上でそれらについて特別に問題意識をもって取り組んだことになりました。
だから、復習によるインプットが必要な漢字だけを効率的に覚えていました。

漢字のまとめテストがあるからといって試験範囲の最初から最後まですべての漢字を練習しても時間の無駄です。
小学校の漢字のテストならできるかもしれませんが、例えば高校入試の漢字の範囲をこんな風に前日に一気に復習することは難しいです。

つまり、特にできないポイントを押さえること・メリハリをつけることで簡単に点数を底上げできます。

 
これは1科目のテストだけではなく受験勉強全体を通しても言えることです。

誰でも教科によって得意・不得意があります。 得意を伸ばすのも大切ですが、苦手にしている教科でも正しい順序で学習すればすぐにそれなりの点数にはなります。

それによって簡単に成績の底上げができます。

得意科目の偏差値を60→70にするのは難しいですが、苦手科目を40→60にするのは比較的簡単です。
特に一通り受験範囲の学習を終えている高3生などは、苦手科目や単元があれば逆にそれは金脈だと考えて優先的に攻略しましょう。

効果③まとめることで!

これは小学生の時ではなくて大学生のときにしていたことです。

この小学生の時のカンニングペーパーと同様に大学のテストの時には試験範囲から重要なポイントと勉強が十分ではなかったためまだ不安が残っている箇所をギュッとA4用紙一枚にまとめていました。

カンニングペーパーと同じ要領でまとめシートみたいな感じです。

当然上に書いたようにそうやって自分の力でまとめることで頭の中が整理されるために記憶にも残りやすいという効果もあり、それに加えてやっぱりこういうのは試験時間の直前にざっと目を通すのに役に立ちます。

私は受験勉強でまとめノート作りは基本的に時間の無駄であると考えていますが、定期試験の対症療法にオリジナルのまとめプリント作りは役に立ちます。

最後にノート作りが無駄という点についてもう少し補足しておくと、
苦手単元の理解を進めるために自分でまとめてみるというのはいいことなんですが、どの教科でも最初から最後まで網羅した自分用のまとめノートを作る必要はないということです。

だって大切なことは全部教材に書かれていますしそういったまとめ行為は自己満足に見えます。
参考書を見ればすでに上手にまとまってます。

まとめたい気持ちはわかるし綺麗にまとめてあるノートを見ると感動もします。
しかし、他の記事でも何度も言っていますが効率を考えた時にそれは推奨されません。

受験勉強という期限がある勝負では効率優先だからです。

 
以上、私の初めてのカンニング体験未遂とカンニングペーパーの効能についてでした!

2016.12.31

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