センター試験お疲れ様でした。
僕は現役・浪人と2回センター試験を受けたんですが、
現役の時のことを思い出すともう二度とあんな試験受けたくありません。
人生を左右する進路を一発勝負のテストで決めるというのは精神的にきつすぎた。
今日は僕が京大を受験して、大学に通って知った、京大英語が持つ学生へのメッセージについてレポートします。
理系こそ英語が大切です!
大学からのメッセージ?
“入試問題は大学側が「こういう学生にきて欲しい」という意思表示だ”といった類いの話を聞いたことがあると思います。
自分も学生の頃には時々耳にしました。
確かにそうかもしれませんが、 でも結局学力が高い人が合格するだけやん。
と受験生の時には考えていたし、その通りでしょ。
入試問題にメッセージ性があることは認めていたけれど、
それがどういった内容なのか、内容が分かったとしてそれでどうしたらいいのかまで追求することはありませんでした。
メッセージを知る意味
しかしながら、特に大学に入ってから気がついたんですが、試験問題にも意味があるようです。
京大英語には受験生には伝わっていないかもしれないけれど、大学側の意図があることは確実です。
だからなんやねんって話なんですが、 そういった背景を知ることで、もしかすると京大の英語対策が捗るかもしれないし、
もっと言えば大学に入ってからのことを考えることが英語に一生懸命取り組む動機付けになるかもしれません。
だからここでは僕が大学に通っていて京大英語に関して気がついたことを話します。
念のために断っておきますが僕は偉そうに語りたいわけではなくて、
ただ少しだけ先に経験した者としてこういうことを知ったよっていうのを受験生の読者にシェアしたいだけです。
理系京大生にとっての英語
京大理系を志望する方の中には同時に研究者も志望しているという方は多いです。
研究者とまでは言わなくても大学院へは入学者のほとんどが進学することになるでしょう。
データ上では理・工・農学部では総じて80%以上の卒業生が院に進学しています。
理学部の新入生向けオリエンテーションでもそのような学部生の進路に関するガイドがありました。
その時の内容をすごく簡単にまとめると「学部では勉強を頑張ってほしい。そして研究者を志してほしい。」と。
ついでにその実現のために体育会への入会はオススメしないとも言っていました。
言うまでもありませんが研究者になるなら英語は必須です。
分野にもよりますが論文のほとんどは英語です。
もちろん『読む書く聞く話す』のすべてできるに越したことはありませんが、まずは読めるようにならなければなりません。
院試でも英語だけはほとんど全ての学科で必須ですし、
授業によっては1回生のときから英語の教科書を使います。
自分は意識低い系だったのでめんどくさそうな授業はめっちゃ避けていたんですが、
それでもやっぱり3・4回生になって研究室に入れてもらった時には外国の教材を資料にしたり、論文を読んでまとめて発表したりといった授業がいくつかありました。
僕はたまたま受験生の時にはコスパがいいという理由で英語に力を入れて勉強していたので助かりました。
もし高校課程レベルの英語をサボって大学に来ていたら結構きつかっただろうなと思います。
上回生にもなって「日本語じゃないので僕にはきついっす」なんて言えますか。
英語を勉強する意味
院試で英語力を確かめられたり、学部入試の英語が難しかったりするのは、
試験に出るとか出ないとか以前に専門を極めるなら同時に英語の教養も必要になるからです。
京大学部生の上位の一部は院から海外で勉強します。
研究者志望ならまずはそこ(海外の大学院)を目指しますよね。
そうではなくてもいずれは外国で学ぶ機会が訪れる方は少なくありません。
京大の英語には以上ような現実に即した意図があります。
こんな風に考えるといいと思います。 日本語を話せないと日本の企業への就職が困難であるように、
英語の素養なしで京大から研究職を目指すのは難しいのだと。
というか苦労します。
ちなみに語学の科目としての英語は必修です。 おそらく学士の学位の要件に英語の単位が入っているんだと思います。 しかし、卒業に必要だから授業をしているだけみたいな感じが強くておざなりな授業が多く簡単です。
京大入試の方が難しいです。
科学英語は難しくない
ここで伝えておきたいことは研究室で読む英語はそこまで難しいものではないと言うことです。
科学論文は極力平易な文法でわかりやすく表現されています。 無用なレトリックも使われません。
専門内では同じような言い回しも多いです。
自分にできるのかな?難しそうだ、と構えることはありません。
これもあきらか京大入試の英語の方が難しいです。
一方で専門書には普段は使わないような専門用語はたくさん出てくることにはなります。
しかし、自分が好きな分野の知識(単語)というのは面白いほどに覚えられますし、
資料の中でなんども繰り返されるので勝手に覚えます。
京大英語の意味
京大入試ですからもちろんよく言われる「論理的思考力」は試されています。
これは簡単に言って受験者が考える力があるのかどうか、頭がいいのかどうかのテストです。
ただ京大英語にはそれだけではなく、
ここまで話した通り「最低限の英語の教養を持って大学にきてください」という大学からのメッセージがあります。
まずは入学してからや院で学ぶのに困らないために今から英語に力を入れてみてはどうですか?
以上。
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🔗【受験勉強効率化】英語を得意科目にするべき5つの理由【マインドセット】
あとがき
センター試験が終わってからこの後の約40日間は人生で一番勉強してください。
後もう少しです。
センターがうまくいかなかったとしても二次重視の京大なら逆転可能です。
センターは得意で京大二次は苦手な人はたくさんいます。
応援しています。
主にごちうさやきらファンのことを書いています!
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