バスケのリバウンドの取り方のコツと考え方。テクニックは誰でも習得可能 | はいれぽ!

私は10年以上バスケットボールをしています。
学生バスケでも社会人バスケでは基本的にはポジションはPFをしています。

今の身長は180cmあるかないかくらいなので、社会人バスケでゴール下の選手としては決して大きくありません。
中高生の部活の頃も175~6くらいだったので強豪校との試合ではめちゃくちゃ苦労しました。

今日はこれまでの学習や練習・試合の経験から得られたリバウンドの取り方のコツについて私なりの考えをレポートします。

 
私の経験上、リバウンドを取るために必要なものは3つあると考えるようになりました。

・知識と習得方法の工夫 ・気持ち

・体格

以下よりこれら一つ一つについて説明します。

知識と習得方法の工夫

(i)ボールの落下地点の知識

基本的なことですがシュートが放たれた際、ボールが落ちるのはその逆サイドである確率が6〜7割です。
したがって、リバウンドのポジション取りはまずは逆サイドを狙うようにします。

初心者の方はまず最初はこれだけを意識するだけでリバウンド数は変わってきます。

 
次に、ボールがリングやボードに当たって跳ね返ってくる際の距離について。

当然遠くから放たれたシュートは跳ね返りも大きくなりますよ。
3ポイントが打たれた時にはゴールの真下にいても取れないことが多いです。

さらに、ボールの滞空時間についても知っておく必要があります。
これも結構大切です。

ロングレンジのショットの際に早くからリバウンド態勢に入ってもすぐには落ちてきません。
以上のことを理解した上でポジションどりをするようにしてください。

(ii)相手を押し込むというやり方

リバウンドを取る時に相手が自分より体格のいい選手である場合や、そうではなくても相手に先に有利なポジションを取られてしまっている場合。

そういう時には逆に相手をよりゴール下へと押し込んでしまうというのも方法の一つです。

特に(i)で書いたロングレンジのシュートについてはゴールの真下へ落ちてくる可能性は低いです。
そのためポジション取りをしている際に相手を押し込んでしまい、その腕で相手を固定したまま自分は身を半開きにしたり工夫してリバウンドを取るという方法もあります。

(iii)練習方法について

上記の内容は多少バスケットボールに真面目に取り組んだ人なら誰もが知っていることです。
そうでなくても今日初めて知った人も一度読めばすぐにわかるような簡単なことですよね。

こういったちょっとしたティップスを知っているかどうかがまず重要なんですが、でも単に“知っている”というだけでは試合ではなかなか使えません。
頭の中で考えていることとゲーム中の実際の身体の動きにはとても大きなギャップがあります。

だから、知識をインプットした次にはこれらを実戦で使えるような練習をする必要があります。
知識とプレーの間のギャップを埋めてゲーム内の動きに落とし込むということはただ理論を覚えるよりもずっと難しいことです。

ただ、オフェンス時の瞬間的な判断よりはリバウンドはまだどちらかというと作業的な動作なので体に覚えさせていくのは簡単な部類だと思います。

 
私のバスケの経験から体に覚えさせる習得方法のコツについて話します。

5:5のゲーム練習の際には上に書いた知識を頭に叩き込んだ上でリバウンドに取り組むようにします。
いきなり全ての項目を意識するのは難しいのでとりあえずまずは逆サイドのポジションどりから始めるのがオススメです。

ほんの少しですがいつもよりリバウンドの確率が上がったりリバウンドの平均数が上がるはずです。
そして、他のポイントについても徐々に取り入れるようにしていきます。

最初は特別に特別に動きを意識していないと状況に応じた動きはできないかもしれませんがそれはみんな一緒なので大丈夫です。
ずっと意識して動いていると不思議なことにそのうち考えなくても勝手に身体が動くようになります。

実際に私自身もシュートが打たれた時には何も考えずに逆サイドに面を張ってレンジに応じたポジションを取るように勝手に身体が動きます。

電車が停車する時に体を持っていかれないように無意識に傾く時と同じ感じですごく不思議です。

気持ちについて

私はリバウンド・ルーズボールの奪取と速攻での得点については技術だけではなく気持ちの持ち方がとても重要であると思います。

リバウンドにおいては「絶対に俺が獲る」という強い気持ちが知識も体格差も凌駕することが割とあります。
特に選手が玉石混交の学生バスケなんかではそういうことが多いイメージです。

これはスポーツでは軽視できない精神論ではないでしょうか。

リバウンドとは極めて野生的であり単なる物質の取り合い合戦です。
獲物に対する執着心の強い種族がサバイバルにおいては勝利します。

  しかもそんなふうに獣のように獲ったリバウンドというのはチームに勢いを与えます。 ルーズボールも同様です。

他人を押しのけて奪い獲りましょう。押したらファウルですがw

そして、そういう選手は試合でも使ってもらいやすいです。

体格について

たしかにバスケは生まれ持った体格だったり身体能力に恵まれた奴が圧倒的に有利であるし、試合でもその才能が局所的な勝負を決することが多いスポーツであることは間違いがありません。

私自身の話をすれば中高生の頃はただ単に部活内の背の順でなんとなく下ポジションをしていましたが、現実にはバスケで下のポジションをするには体格が全く足りないせいで何度も今で言うノーチャージエリアでぶっとばされてきました。 なんちゅーか、もし私たちが動物の世界で生きていたとしたらその瞬間でかい選手に「お前は格下だ」という烙印を押されるようなもので、まぁそんな気分になることもありました。 特に運悪く全国へ行くような学校と予選で当たってしまった時はそんなチームのPFやCとのマッチアップはえげつなかったです。

そして無慈悲なほどに笛を吹いてくれない・・・。

 
残念ながらめちゃくちゃ練習をしてテクニックをマスターすればそんな相手にさえも勝てちゃうよ、なんてことはないです。

だからこそ、人よりも多くの知識やテクニックを身につけて、ちょっとした相手の隙を見つけたり最高のタイミングで飛び込んだりと色々試行錯誤をします。 正直でかいやつには負けることの方が多いですが、時々勝てることもあります。 でかいやつからもぎ取るリバウンドはめちゃくちゃ面白いです。

言っちゃ悪いけど「身体だけで獲ってきたんだな」って思うでかい選手も少なくありません。(そういう時はラッキーですw)

知識と練習・熱い気持ちで彼らに立ち向かっていくことは可能です。
一つ一つのテクニックをマスターしていくことでそんなでかい奴からもリバンウドをもぎ取れる確率自体は上がっていきます。

スポーツ選手は加点式だと思います。
小さい技術でも一つ一つ身につけていくことで100点の選手にも一歩ずつ近づいていくことができます。

 
頑張ってください。

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