私は昔から勉強が嫌いでした。
鬱陶しいからです。
机の前にじっと座っていると精神的に「いー!」ってなるんです。
バスケとか球技をしている時の方が絶対に楽しいし気持ちがいいですよね。
しかし、私はある時から新しい考え方をするようになってかなり勉強することが楽になりました。
ストレスを半分くらいにすることができました。
結果的に勉強をスムーズに進めることができるようになり京大に入ることもできました。
今日はその勉強のウザさを半減させられるきっかけとなった考え方についてレポートします。
わからない問題は考えない
それは、わからないことは考えないことです。
考えすぎる性格の人っていますよね。
一生懸命考えることは実際は本当に大切なことです。
疑問に感じたことをないがしろにせずにしっかりと調べる。
突き詰めて考える。
また、疑問に感じる以前の段階。
当たり前の存在に対しても「なんでこうなんやろ?」「これってどうなんやろ?」って疑問を持つことも大切です。
ただ、受験勉強に限って言えばそんな哲学無用です。
自分も完全に考えてしまう性格のタイプで。
マジで?なんで?意味は?どうやって?成り立ちは?基礎は?起源は?って・・・。
このいちいち立ち止まって考え出すと納得できるまで止まらないこと、
場合によっては試験対策の趣旨からそれたところまで気になってしまうこと、こういった性格が冒頭で書いた勉強が鬱陶しい原因の1つでした。
私自身の受験が終わってから塾講師として教える側の立場になった時にも生徒の中にそういう子はいました。
例えば「(テストの点数には繋がらない)その部分で悩んでどうすんねん」という質問をしてくる子とか。
質問をすることも疑問を持つことも頼ってくれることも大歓迎なんですが、受験勉強で限られた時間をそこに割いていたら勿体無いんですよね。
現段階での第一目標は志望校合格だから効率を考えたときに瑣末な問題に執着することはその目標を達成することだけを考えた場合合理的ではない。
過去の私と同じように模範解答のたった一行の言葉にずっと長考している生徒もいます。
気持ちはすごくわかります。
私も特に初めて教科書や問題集で勉強をするときは1ページ目から1つづつ着実に確実に理解していきたい。
安易に妥協せずにできるだけ完璧に仕上げたいって考えていました。
ある意味で病的かもしれません。
ただしx=0は除く
例えば数学の「ただしx=0は除く」。
問題にもよりますが、数学を勉強し始めた当初は時々解答の最後に登場するこの注釈の意味がわからないことがありました。
論述式の解答を読んでいる時、上から97%はわかってもこの一行の但し書き・最後の一言がわかならい!!
つまる!
それで、とりあえず問題文や解答解説を何度も読む。
それでもわからなければ、類題を探す。
他の参考書を読む。
ネットを検索。
時間を取られる!!
ちなみに私の場合は先生と呼ばれる人たちとはほとんど付き合いがなかったので聞けないw
勉強系意識高い系の友達もいなかったので聞けないw
このいちいち立ち止まって時間を取られるのが勉強が鬱陶しい原因の1つでした。
私は大学受験などの試験対策に限ってはこれはやめてしまうことを提案します。
答えを見て考えてもすぐにはわからない問題は無視!
とりあえずその箇所をマークしたり下線を引いたておいてあとはどんどん進めてください。
付箋でもいいです。
これが不思議なんですが、例えば問題集1週目では全く理解できなかった箇所も2週目以降になるとすんなりと頭に入ってくることは往々にしてあります。
そうではなくても学習を進める過程で全体的な理解が徐々に深まっていきます。
それでも最終的にやっぱりわからないということで残ったところがあれば先生に聞いたらいいです。
先生でも明確に答えられないようでしたらそんなところはやっぱり無視で大丈夫です。
発展問題は飛ばす
問題集の発展問題とかも最初は無理して取り組まなくてもいいです。
特に勉強をし始めた段階ではそれは効果よりも負担の方が大きくなってしまいます。
リスクにもなります。
難問に苦しんでいると、最悪の場合勉強自体に対してネガティブな印象を抱いてしまって、
知らず知らずのうちにどんどん勉強が嫌なことだ・苦しいことだと脳が認識してしまいます。
どの科目においても早く基本問題を一通り終わらせてまずは全体像を把握してしまうことが初学者の最優先事項です。
ハイレベルな問題は最初はスルーするべきです。
関連記事:🔗初学者の第一目標は全体像の把握
関係ないことを考えすぎない
また、明らかに勉強と関係のないところまで調べ始めるのは受験勉強のご法度ですね。
(例) 2進法を知った時に自分たちは10進法の世界で生きていることに気が付きます。 そこで改めて考えてみると10進法を使うことの必然性はありません。 おそらく指が10本だから人間の場合は10進法を思いつきやすかったんじゃないでしょうか。 10や100の数字がキリがいいと思うのは10進法に慣れ親しんでいる地球人だけの思い込みのようです。 じゃあいつから・どうして10進法を使い始めたんだろう。地球上に3進法や5進法を使う文化はあったのか。 2進法に関しては宇宙共通の言語とされている。 宇宙人は2進法なら理解できるというのは本当か。 たしかに、0か1か、無か有かはこの宇宙では共通の概念だろう。 もし我々からのメッセージを受け取れるような技術を持つ高度文明なら当然2進法の考え方は知っていると想定できる。 そして、その宇宙人の側も2進法が情報伝達の媒体として有効であることを認めているはず。 では2進法のメッセージの作成方法は?
2進法を使うと言っても載せる情報内容はこちらの文化基準なのに伝わるのか・・・。
勉強中にこんなことを考えるのはやめます。
時間が極めて限られている受験勉強においては完全に時間の無駄です。
調べ始めるときりがありませんから。
でも、今はスマホもあるしついついやっちゃう人もいるかと思います。
何度も言うように調べることは本当にいい事なんですが、それは受験が終わってからでも全然遅くありませんから。
さいごに
勉強ってストレス過多です。
この記事で書いた方法のようにそのストレスを少しでも低減することは勉強を続けやすくなることに繋がります。
また、結果的に同じ勉強時間の中でよりたくさんのことをインプットできます。
私は試験勉強ではこんな風に割り切って考えることで一日の間に処理できる勉強量が確実に増えました。
1つの問題に固執することなくもっと気楽に勉強しましょう♪
一応注意書き。
これは勉強方法の考え方の一つであって必ずそうしないといけないというわけでもありませんし場合によっては受験勉強でも突き詰めて考えることも必要でしょう。
あと、今回の話はあくまで自習中のコツであって模試や本番における粘り強さはすごく大切です。
そして何よりしっかり考えれば解るようなことも、考えるのがめんどくさいからという理由で戦略もなしに安易に飛ばしてしまうのはダメです。
むしろ一般的にはこういう人の方が多いです。
状況によって判断して使い分けてください。
以上。
2016.12.31
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