私は大学受験の時にこれといった英単語の勉強をしませんでした。
今ではそれは大失敗だったと思っています。
この記事は私が大学に入ってから
・TOEIC対策の際に英単語の暗記方法を試行錯誤していた経験
・塾講師としてたくさんの生徒たちに指導・テストした経験
をもとに書いています。
①単語帳を一冊終わらせる
一冊だけでいい。
シス単やターゲットなど自分がこれをがんばると決めた一冊をひたすらやりこみましょう。
その一冊を極めてください。
本に愛着が沸いて来たらかなりいい状態です。
②机の上でも勉強する
単語の暗記は受験英語学習においてついついおまけみたいな扱われ方をしています。
通学中の電車で覚えているという人も多いです。
しかし、実は机の上で毎日30分程じっくり取り組むことでより効果が出てきます。
私の場合は移動時間は過去に一度読み込んだ長文を繰り返し読み返していました。
③テスト形式で暗記
よくひたすら書いて覚えるみたいな人がいますがそれはスペルを書けるようにならないといけない中学生までの暗記方法です。
中学生は定期試験や高校入試でスペルを問われますが、大学入試では基本的に英語→日本語の訳ができれば大丈夫です。
「単語を何度も書いて(写して)覚えること」と「日本語を見て英語を自分からひねり出す訓練」とは全く別です。
区別するようにしてください。
大学受験においては単語帳の日本語部分を隠して、英単語を見てその訳がわかるようになるように何度も自己テストをしましょう。
テストといっても手で隠してさーっと暗唱していく簡単な作業です。
ちなみに最初は1単語につき1日本語訳で大丈夫です。
④間違えた単語に○印
単語帳で暗記する際に毎回全部を見直していては効率が悪いです。
なぜなら単語帳にはもう覚えてしまっている単語も含まれているから。
初見のほとんどの単語を知らない状態だとほとんどに印が付くことになるので意味がないですが、
2周目以降などには③の自己テストで間違えた単語だけに○印をつけてその単語を中心に何度も繰り返すようにしてください。
下の写真は例です。 チェックボックスが汚れている単語ほどなかなか覚えられず何度もテストし直しているということです。
納得したらチェックマークをつけます。
⑤まとめノートを活用
単語帳を用いて何度もテスト形式の暗記を繰り返してるうちに、
何度やっても覚えられなかったり何となくひっかかる単語がでてきます。
そういう単語はすでに○印がついているはずですが単語の左側にさらに☆印をつけておきます。
そして、☆がついた単語がある程度たまったらノートに転記していきましょう。
そうして自分だけの単語ノートを作っておいて苦手単語だけをまとめて覚えるやり方が効率的です。
私は受験勉強においてノート作りは無駄な作業と考ていますが、この英単語ノートだけは非常に有効です。
写真は大学生の時にTOEIC対策をしていた際に作っていた単語ノートです。
単語横についている○印はまとめノート内でテストをした時にさらによく間違えていた単語のチェックです。
単語帳の時と同じように自己テスト→マーキングをします。
さらに後日その印のついた単語だけを改めてテストします。
超覚えられない超苦手ワードの集合ですね。
テストといっても紙で日本語訳を伏せて頭の中に答えが出てくるかどうかといった簡単なテストです。
こんな風に何重にも定期的に反復することがより強い記憶に結びつきます。
最後に
なぜ私は受験生の時に英単語の勉強をしなかったのか?
それは「英単語は長文の文中で覚える」という誰かのアドバイスを鵜呑みにしていたからです。
ではなぜそのアドバイスに従ったのか?
それは英単語の暗記が無味乾燥な作業的でぶっちゃけめんどくさかったからです。
結局やりたくないことから目を背けていただけです。
しかし、単語を知っているだけで読める文はずっと増えます。
この単調作業から逃げることなく、また片手間にしたりはしないで絶対に時間をかけて英単語を覚えてください。
がんばってください。
以上。