アニメ『きんいろモザイク』のシノが英語のテストで高得点を取れた理由 | はいれぽ!

本日はアニメ『きんいろモザイク』の主人公大宮忍さんの誕生日です。
おめでとうと言うのは恥ずかしいのでブログを書きます。

シノはTOP画像左の子です。右はシノの姉のイサミ。
出典はまんがタイムきららMAX2017年7月号7ページ。

今日はきんモザのシノがアニメ第1期・第8話の定期試験の英語で高得点を取れた理由について考えてみます。

 
その前に一言言わせてもらいますが、僕はシノ推しではありません。一択です。

僕は元来ツンデレは好きではありませんでした。
ツンの部分が鬱陶しいですし、ツンとデレの配分を間違えているキャラには愛想がつきます。

しかし、あやはツンもデレもそれぞれに可愛いし、ツンとデレの配分も見事に決まっています。
デレの表情にあっている声色も完璧。

 
話が逸れました。

あの時のシノのテスト結果はアニメだから都合よくいい点数が取れたというわけではありません。

実際にシノではなくても学生、特に成績の低い学生がいい点数を取るヒントになる要素がいくつかあったので、このシノから得られる教訓について今日は考えます。

・状況説明 ①科目を絞って勉強したこと ②一緒に頑張れる仲間がいたこと ③環境

④強い動機があったこと

状況説明

きんモザを知らない方もいるのでまず始めにこのアニメでの状況を説明します。

きんモザの主人公・高校1年生のシノはそのおしとやかな性格に似合わず試験の点数は悪い。
10点未満の答案も少なくありません。

シノの家には同じ高校に通うためにホームステイしているイギリス出身のアリスがいます。 アリスはシノが中学生の頃にホームステイをしていた時に知り合ったホスト側の子供でシノと同い年です。

その縁で現在は日本でシノと同じ屋根の下で暮らしています。

外国が大好きなシノの夢は通訳者になることです。
しかし、その夢とは裏腹に高校の英語も他の教科と同じように苦手。

 
そんなシノがこのままではいけないとある時のテストで一念発起しました。

結果、シノはその時の英語のテストだけ96点の高得点を叩き出しました。
これは努力家で普段から成績優秀な綾も上回る点数でした。

以下ではどうして勉強が苦手なシノが短期間で結果を出せたのか、その理由を4つ書きます。

①科目を絞って勉強したこと。

学業的には落ちこぼれのシノがあの場面での目標を「英語でいい点数」ではなく「総合で学年10位以内」に設定していたらどうだったでしょうか。

その目標を達成することは難しそうですよね。
普段授業についていけていないシノがたった1週間で5教科8〜10科目もある総合成績において勝負はできません。

普段から継続的に努力をしている上位層がいるのだから、そんなに甘くはありません。
むしろ、もしも1週間の勉強で総合上位をとってしまうと、それこそ“アニメだから都合のいい話”で終わります。

  しかしながら、今回の目標は英語のたった一科目だけでした。

それがリーディングなのかグラマーかはわかりません。

ターゲットを限定したことによって彼女は持つ資源を全てそこに集約できたし、限定したからこそその科目に対する彼女自身の集中も限りなく高められました。
テスト期間の通学中にシノが単語帳を読みながら歩いていた場面がありましたが、あのシーンから彼女が覚醒していたことがわかります。

アニメなのであくまでコミカルに描かれてはいましたが、現実的に考えればあの時の彼女は受験のガチ勢に他なりませんよね。

僕も落ちこぼれの人が、立ち直るための最初のとっかかりとするのにこのシノの方法は大賛成です。

初めから全部をやろうとする必要はないし、そうするべきではありません。

なぜなら、総合上位や平均90点のような高い目標には無理があり、結局は破綻し、さらにやる気をなくさせる可能性が高いんですよね。
だから、最初に目指すべきはそこではありません。

大きな壁を確実に壊すためには1つ1つの成功を少しずつ積み重ねていくことが重要です。
シノは今回その第一歩を踏み出せたことになります。

②一緒に頑張れる仲間がいたこと。

シノにはアリスという溺愛する親友がいます。
そして、そのアリスはネイティブです。

仲間とやった方が1人では投げ出してしまいそうな作業も継続しやすくなりますよね。

例えば相互監視。

自習室にたった1人でいるよりは、他にも、できれば真面目な生徒がチラホラといた方が勉強ははかどります。
今はスマホもありますし自習室や図書館のような個人の自主性に委ねられた環境においては、よほど意志の強い人でない限りたった1人でサボらずに連続して勉強を続けることは難しいです。

だから、どうしてもやる気が出ないときは友達を誘って一緒に勉強に付き合ってもらうのは常套手段です。

また、仲間がいることそれ自体で嫌な仕事も楽しくなるきっかけになります。

③環境

シノとアリスの関係の場合は単に一緒に勉強する仲間にとどまらず、アリスのネイティブという要素も試験勉強に有利に働きました。

少し話はそれますが塾に通っている生徒はそれだけで学習環境を確保できます。
個別指導塾のように、とりわけ自分の面倒を見てくれる先生がいるとなおさら有利です。

ただし、親に言われて渋々塾に通っているとか、学校だけでは不安だからとりあえず授業を受けているような主体性に欠ける場合はその塾の効果は半減します。

しかし、もしも生徒自身がその塾の有用性に気が付く、または単純にシノのように突然やる気が出た場合に、そして、それまで以上に積極的に先生や学習環境を利用し始めたときにその効果は絶大ななものになります。

塾はやる気のある生徒にとっては最高の施設ですから。

そして、シノに話を戻すと、シノは同じ屋根の下に最高の先生がいたのだからその効果はもっと大きかったでしょう。

ネイティブが必ずしも日本の英語の試験で点数を取れる訳ではありませんが、アリスの場合はその類稀なる適応能力で日本の独特な英語の試験もクリアできていました。

僕もシノが羨ましいです。
僕はあくまで綾推しなので、“アリスが”というよりアリスのような先生という存在が羨ましいということです。

 
また、一言で『環境』というとついついそれは与えられるものだと思ってしまいがちですが決してそんなことはありません。

例えば塾に行くことは自分で選べるし、一緒に勉強を頑張れるような素敵な友達だって難しいかもしれないけれど自分次第ですよね。

シノの場合は彼女の英国への景憧がネイティブが家にいるという環境を創り出したし、アリスとの親密な関係もシノがホームステイの初日から積極的にアリスに対して働きかけた結果でした。

④夢があること。

好きな仕事・課題の場合はそれ自体を楽しめるから必ずしも特別なモチベーションは必要ではありません。
嫌な仕事・めんどくさい課題の場合はその動機はお金だったり誰かのためであったりでしょう。

勉強が好きな仕事・嫌いな仕事どちらに仕分けられるのかは言うまでもありませんよね。

勉強のようなそんなに楽しいわけではない課題に対しては何か特別なモチベーションが必要です。

その動機が強烈であればあるほどに、嫌な課題もはかどります。

 
そして、シノの場合はそれが『通訳者になること』でした。

シノの夢は英国でのホームステイがきっかけだし、渡英するにいたった動機もさらにまた別にあるでしょう。
子供の頃にユニオンジャックに興味を持っていたことや言葉で人をつなぐ人になれたらと思ったことがそれに当たります。

だから、シノの夢は単なる一時的な感情ではなく、もっと心の深いところに打ち立てられた目標だと予想できます。

この夢エネルギーもシノのテスト勉強に好影響を与えました。

 
もしシノのような確固たる目標がある人ばかりではないし、中高生くらいだと明確な夢を持っている人の方が少ないと思います。

しかし、例えばそれがアニメや映画などで感化された一時的な感情でもその動機は好きでもない仕事を捗らせるモチベーションになります。

他にも単純にいい点数を取って褒められたいとか、自慢したいといったモチベーションでも大丈夫です。

夢や目標というのはそれを持っているだけでエネルギーになります。

 
以上。

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