模試を受ける意味。メリットとデメリット。大学受験生向け | はいれぽ!

今日は大学受験生が受ける模試についてレポートします。
メリットを5つ書いて最後にデメリットを書きます。

私自身受験生の時には模試をとても有効活用して京大に行きました。
ただ受けるだけではなく「なぜ受けるのか?」ということを意識すると2倍くらい効果が上がります。

今年の夏はなんか異常に暑いけど頑張って行きましょう!!

模試のメリット

模試の日を目標にして計画を立てやすくなる

例えば!
この記事を書いている7月の今だったら「8月にある全統マーク模試で偏差値60を獲る。」

これを短期的~中期的な目標にします。
そしてその8月◯日という模試の受験日を基準にして計画を立てます。

その8月のいついつに試験があるという明確な予定があるからこそ、それに沿って計画も立てやすくなります。

  当然、最終的な目標(長期目標)は志望校に合格することですし、

短期の計画自体もその長期目標達成に沿っているものである必要があります。

だからそれに向けた長期的な計画自体は事前に立てて置くべきなのですが、 一方で半年以上先の計画についてあまりに細かく立てることにはあまり意味がありませんよね。

だって、変動するから。

したがって、このマーク模試の例ように期間を区切ることによってその期間内の引き締まった計画を具体的に立てられます。

その日を目標にするから勉強に身が入る

上の計画を立てることと同じくらい有効な方法論です。

先ほど長期計画についてはあまり細かく立てられないと書きましたが、実際のところ目標日である志望校の試験日は来年です。
結構先です。

そこで問題になってくるのがいくら「志望校に行きたい」という気持ちが強くても、
その目標だったり合格だったりといった報酬を一年も前からモチベーションにする、そしてそれをキープして勉強に勤しむことが難しい人もいるということです。

実際に、一学期は無駄に過ごして夏休みもダラダラしてしまい2学期になってからやっと受験勉強に火がついたという人は往々にしています。
それこそ春の時点では目標日が遠かったせいでまだ勉強に身が入らなかったことが理由ではないでしょうか。

だから、ちょっと来年の一般入試までは遠いんだよなという人は、
それよりも近いところにある模試を目標日(基準日)として設定して、
その模試で具体的な偏差値や判定をとることを目標にすることは長い受験勉強の中で極力モチベーションを高いところで保つための秘訣です。

本番想定訓練

これも大切ですね。

普段の勉強で本番に近い緊張感・集中度・継続時間で問題に向かい合えますか?

例えば今日赤本を解いてみるとして、
もしそれが4科目なら午前中に3時間くらいで2科目、午後にもきっかり13:00から2科目を解き切ることってできますか?

私には難しいですね。
めんどくさいし、疲れるし。

また、1科目終われば丸付けをしたくなるし。
なんなら、大問ごとに解答解説を確認したくなってしまいます。

  でも、入試本番では一気に4科目5時間なり6時間、問題に没頭しなければなりませんよね。

センター試験ならもっとです。

そんな特殊な環境を普段の自習時間内につくり出し、
入試本番を想定した訓練なんてそうそうできるものではありません。

一方で模試を受けに行けさえすればもう「何とか頑張るしかない」です。

試験には慣れというものが確実にあります。
模試は絶対に活用するべきです。

客観的に弱点を把握できる

模試は妥協なしの訓練の場にもなります。

自習では自分で問題を解いて丸付けもするわけですがついつい甘くなってしまう人もいるかと思います。
そもそも論述系だと答えを見ても自分では正誤の判断がつきにくいこともありますし。

模試だと甘さがありあせん。
第三者に無慈悲な採点をしてもらうことができます。

 
そして、その客観的な採点によって自分では気づきにくい弱点も露わになります。

模試で取れなかった問題は基本的にはたまたまできなかったのではなくて自分の苦手問題として反省して復習します。

模試で取り組んだ問題というのは復習した時にとりわけ自分の力になる

模試は本番に近い緊張感と集中度で取り組めるようなことを書きましたが、
それだけ頑張って立ち向かった問題だからこそわからなかったときは悔しいです。

制限時間ギリギリまで考え抜くと思います。

だからこそ模試で出てきた設問というのは普段の問題集の問題に比べて自分の記憶により強く残ります。

そういった強い思い出とともに記憶に残った問題というのは復習した時の定着の速さが段違いです。
真剣に向き合った問題だからこそしっかりと自分の力になります。

復習は早めにしてください。

 
さらに、ある程度偏差値が上がってくると間違える問題というのがかなり限定されてきます。

偏差値も70をゆうに超えてくると「あと自分が勉強しなければならない箇所はどこなんだろう」と思うこともあります。
そんな時に模試を受けて間違えた問題こそが抜けていた問題ということです。

見つけてくれてありがとうって感じです。

デメリット

模試を受ける意味でいちばんのデメリットだと考えられるのはやはり時間の問題です。

受験生は基本的に時間がありません。
一日一日が非常に貴重です。

全統マークや一部の大学別模試は長時間にわたって行われます。 ほぼ一日拘束されます。

そして疲れます。

だから、あまりに受けすぎるのも考えものです。

例えば大学別模試で東大京大を大手3社のものを夏と秋にそれぞれ受けた場合それだけで12日間も拘束されます。

これは如何なものかと思います。
受けるべき模試には他にもマークや記述、センタープレなどたくさんあります。

したがって、スケジューリングだったり調整だったりといった管理は必要です。

その際に留意するべきことは必ず復習できる分量の模試を受けるということです。

ここまで書いていることで十分にわかってもらえると思うんですが、模試を受ける意味の半分は弱点の把握や間違えた問題の習得です。
やりっぱなしじゃせっかく受けた模試の意義が半減します。

自分が処理できる分量の模試を受けてください。

 
他のデメリットはあまりないんですがあえて挙げるなら疲れること。

本番はセンター試験は2日間あるし一部の難関大学も2日間に分かれてテストが行われますが、模試は経済的な効率などから1日に集約されています。
だからこそ一日で済んで助かるという見方もできますが、本来2日間かけて受ける試験を1日で終わらせるわけですからかなりのスタミナを消費されます。

エネルギー的な意味でも模試を終えて帰ってまた勉強っていうのが難しい人も多いかと思いますのでそういう意味でもやはり1日拘束されます。

頑張ってください!

 
以上。

関連記事:🔗難関大学受験生にオススメの全国模試。

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