今日は数学の勉強方法についてレポートします。
今回は個別具体的な方法ではなくて、その前段階として受験数学を勉強するにあたって念頭に置いておくべき考え方と学習のイメージについて説明します。
(目次) (1)効率を追求する (2)標準問題を完璧に
(3)模試・過去問で点検
(1)効率を追求する
受験数学は暗記です。
理解の速さなどに個人差はありますが、受験数学程度で「才能」を持ち出すのは正直に言って寒いです。
ただの暗記ですから受験数学対策では「どれだけ効率的に暗記“作業”を進めるか」に重点を置きます。
数学自体の内容の勉強よりも効率の追求に一番力を入れてください。
ここを考えられている人は少ないです。
勉強の効率化についてはよく他の記事でも書いていますが、
・使う問題集の選定 ・スケジュール ・最初から答えを見て自分で考えない ・適宜マークを用いる
・復習のタイミング
など多々あります。
数学でもこのようなテクニックを総動員してとにかくシステマティックに作業をこなしていきます。
それぞれの具体的な方法についてはまた改めて記事にするつもりですが、この中で数学の勉強で特に大切なのは最初から答えを見て覚えるという点です。
思考訓練を目的とするならそれもいいんですが、基本的には時間の無駄になります。
なぜなら数学は他の教科に比べても分量が多いし、難関大学受験は数学に限らず勉強時間が足りない人がほとんどだからです。
1つ1つ馬鹿正直に思考を施している時間はありません。高校一年生から頑張っている生徒だとまた違うかもしれませんが。
また、そもそもとして受験数学も、受験全体もほとんどは知っているか知っていないかだけの勝負です。
問題を解けたらそれは覚えていただけ、解けなければそれは忘れたか、もしくは最初から勉強していなくて覚えていなかっただけです。
したがって、ひたすら効率的に問題と解法を紐つけて暗記する。作業だと割り切ることが大切になります。
(2)標準問題を完璧に
まずは標準問題を完璧にすることを目指します。
そんなにすごいことができるようになる必要はありません。
基本的にこれだけで95%の大学はクリアできます。
そして、これを多くの人ができていません。
自分が学生の時にいた周りの人間や個別指導の塾講師をしていた時の高校生の生徒を見ていても思いました。
後から振り返ってみると僕自身も現役の時はだいぶ認識が甘かったと思います。
みんなできているつもりでも全然できていません。穴がありすぎます。ほんまに本気出してる?って思ってしまうくらいに中途半端。
標準問題なんて誰だってやればできるんだから徹底的に努力しろよ、と言うのが本音です。
この問題の原因は結局は(1)効率の追求のところで失敗しているからです。
特に効率化の1つとしてのシステム化がきちんと確立されていないんですよ。
つまり、穴ができる理由は何度も復習していない、復習すべきところに自分が気がつけていないということ。
この問題に対しては例えば事前に理路整然とした秩序のある学習計画を立てる。 学習を進めている時も適宜記録や印などをつけることで問題ごとのメリハリをつけて能率よく復習を繰り返す。
このようにシステマティックに勉強をすることで対応します。
標準問題は抜け目がないように徹底的に頭に入れてください。
(3)模試・過去問で点検
上2つのトピックに比べると重要度は低いです。
自力で一から考えて解答を作るのはこの段階と本番だけで大丈夫。
間違えた問題は徹底的に復習。
ある程度のレベルに達した段階で間違えた箇所はむしろ抜けていたところを発見できたと喜ぶくらいです。
そもそも(1)(2)の段階がしっかりとできて入れば抜けなんてあるはずがないので、あくまでこの記事の趣旨である受験数学対策としてはこのフェーズの重要度が低くなります。
しかし、人は完璧ではないので必ず模試で点検しなければなりません。
念のために言っておきますが、数学のチェック以前に模試自体は絶対にマメに受ける必要があります。
さいごに
受験数学で才能やセンスは必要ありません。
数学が苦手な人の99%の人は単なる努力不足です。
もしくは努力はされているかもしれませんが、それはがむしゃらに努力をしているだけであって、正しい努力ではなかったということです。
徹底的に工夫して努力してください。
以上。
このブログは僕が興味のあることを色々書く雑記ブログです。 勉強関連の記事はすでにいくつか書いていますし、今後も自分のペースでアップしていきます。
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