塾講師の時の話

塾の先生が生徒と仲良くなる方法。元コミュ障京大塾講師のガチ結論。

スラマッパギ〜!

今日は私が塾講師や家庭教師として様々な生徒と関わってきた中で、
生徒と良い関係を作るためにはこれが一番大切だと私が心から確信している方法をレポートします!

私は京都大学理学部卒でみなさんがそれに抱くイメージ通りのコミュ障気味の人間です。
子どもの頃はめちゃくちゃ早口で何を言っているのかわからないと言われましたし、今でも誰かと仲良くなったり愛想よくしたりということがとても苦手です。

でも、だからこそ先生をしている時には人よりも努力や工夫をしました。
仕事だから頑張るという理由もありますし、単純に生徒を好きだったからということもあります。

私が考えた生徒と仲良くなるための一番のコツは『生徒ととにかくたくさん話す事』です\(^o^)/

その考えにたどり着くまで

まず言いたいのは私が決して簡単に上記のようなありきたりな結論を出したというわけではなく、
塾講師をする中で色々と試行錯誤を経てその後半にやっとたどり着いたということです。

私の場合はコミュ力が他の人よりも低いのでその分だけ時間がかかりました。
不器用でした。

このブログの他の塾講師関係の記事にも書いているんですが、
例えば「準備を怠らない事」や「こちら側のやる気を見せること」「ほめてあげること」など塾講師をする上で自分のパフォーマンスを高めるためのコツはたくさんあります。

そういうことを考えていたのも私自身が対生徒はもとよりそもそも「人間関係づくりが上手ではないこと」を自覚しているため、“生徒との関係”の部分においてはせめて人並みの・他の先生並みの関係くらいは作れるように、
そして、それ以外の部分はより強化をすることによって全体的な自分の成果を上げるためでした。
そのためにできるだけテクニックを身に着けようとしました。

色々と工夫しながら生徒との関係を作っていこうという姿勢は間違っていなかったと思います。

しかし一方でその時の私はそういった自分が取り入れやすいノウハウに逃げてしまっていたともいえます。
つまり、人間関係で一番大切な面と向かった一対一のコミュニケーションよりも、ちょっとしたコツを使って上手くやっていこうという選択です。

そのような過程があってもでもやっぱり最終的には、どんなテクニックよりもとにかく不断のコミュニケーションこそが生徒とうまく付き合うのに一番大切であると考えるようになりました。

 

最初の授業のアプローチと考え方

実際に私がどんな風に生徒と関わっていっていたかを話します。

人それぞれ自分の方法論があるかと思いますが、特に私のように生徒との関わり合いに苦手意識がある方は参考にして欲しいです。

第一回目の授業では半分はおしゃべりに費やしてもいいと私は考えていました。
生徒の学年、進学校か普通校か、意識高い系や低い系、テスト前かそうでないかなどにもよりますが誰でも基本的には話します。

こちらから積極的に話すというよりはできるだけ生徒が話してくれるように誘導を試みます。
生徒が自然と口から言葉が止まらないようにさせることができれば完全にこっちの物です。

話し手は生徒7割、先生3割くらいが理想です。

 
私は人間関係の本で学んだことがあります。
この時の私の会話の目的は「ラポールの形成」と呼ばれるものです。

お互いに信頼感や安心感を得て打ち解けた状態のことラポールといい、ビジネスや他の場面でも交渉から何らかの成果を出したい時にはいきなり本題に入らず世間話をする必要があり、むしろラポール形成をするための世間話こそが重要という方法論です。
相手と自分の間にラポールを作ることができれば目論みが成功するする確率は跳ね上がります。

私が塾でこのように初対面で積極的に授業ではなく会話に重き多く理由も同じく生徒との間にラポールを作ることでした。

塾以外でも使える考え方なので後で検索してみてください。

 

上手くいかなくても気にしない

しかしながら、現実的には初回からそんなに理想通りにはなりません。
私が下手くそだからかもしれませんがむしろうまくいかないことの方が多いです。

そもそもこれは先生側だけの問題ではなく、生徒のパーソナリティにも大きく依存するのでこっちのやれることにも限界があります。
対子どもだったり、大人同士でも共通点がなかったり価値観を共有できない人との関係づくりは難しいです。

 
だから、ファーストインプレッションになる初回授業は大切ですが、先生側のメンタルコントロールとして初回の授業がうまくいかなくてもいちいち気にしないようにします。

初対面では元気に明るく笑顔で接しておくことが超重要でこれがファーストインプレッションとなり、会話が弾むとか波長が合うとかはどうしようもないところでもあります。

そもそも向こうは子供でこっちは大人だしその時が初対面ということも多いために相手の方が緊張したり人見知りするのは当たり前です。

やっぱり緊張してる子は多いですね。
緊張させないようにするために明るい笑顔で元気に働きかけるんですけど。

 
私の場合はいきなり仲良くなるよりはじわじわと信頼を獲得していくやり方も、それはそれでいいと塾でも塾外でも考えています。

生徒も十人十色なので初回だけでなくずっとやっててもなんか掴めないなという場合でもいちいち気にしません。
そういう生徒もいるだろうし先生は努力をしているならそれで十分です。

先生の仕事は仲良くなることではなくて成績を上げることです。

 

時間をかけてコツコツ信頼獲得

だから、最初の授業でのやり取りがどうとかはあまり気にせずに、とにかく機会があるたびに話します。
この時大切なことは内容はなんでもいいということです。

『とにかくニコニコしてことあるごと会話をすること』です。
これが生徒と先生のつながりを少しずつ強くしてくれます。

別に気の利いたことや面白いことを言う必要はありません。
私はよくスマホゲームの話とかをしていました。

別にその生徒がそのアプリをやっていたと言うわけではありません。
私がハマっていたから話していただけです。

もし今塾講師に戻って何か話すとしたら、大好きなアニメ『ご注文はうさぎですか?』の話をしますね。
画像とか見せて「この中で誰が可愛い?」とか。

とにかく話す内容はなんでもいいんです。

ちょっと変わってるなって思われるくらいがちょうどいいかもしれません。
ツッコミどころを作ったり隙を見せたりして親近感を沸かせます。

『先生オタクやん!!』

『誰がオタクやねん!俺は先生やぞ???』

みたいなやり取りができればOKです。

 
ここでもいくつかの心理学的な効果を期待していますが、その1つに「ザイオンス効果」と呼ばれるものがあります。

ザイオンス効果とは単純接触効果とも呼ばれていて、その人との接触回数が増えれば増えるほどその人に対して好意を持ちやすいといった心理です。

例えば恋愛における対象者との日常会話も一度にたくさん話すのではなくて頻繁に少ない会話をした方がいいとか、ラインのメッセージについても同様です。
画面越しのユーチューバーでも最初は見た目がそれほど好きではなかったのに、何度も見ている内に気に入って毎日見たくなるとかもザイオンス効果です。

それで塾においても、会話の内容はどうでもいいから短いやりとりを何度も繰り返すことで相手に好意や信頼感を持ってもらうということです。

 

1つのゴールが達成された瞬間

もちろん向こうが主役の話もします。

ていうか、最終的にはやっぱり生徒7:3先生が理想です。
生徒がもっとでもいいです。

話すことも定番ですが部活とか校内行事とか他の習い事とか髪型とかファッションとか。

これも別になんでもいいんですよね。
話すこと行為自体が目的ですから。

とにかくジャブを打ち続けます。

自分の場合女子に対しては突っ込みを多めにして、男子は若者特有の認められたい願望を叶えるようにしていました。

私は忘れっぽいので会話内容で重要なポイントは一応メモしてました。
生徒もたくさんいるので部活や誕生日、兄弟情報など全部覚えられません。

 
そういう声かけを続けていると勝手に向こうから話し始めてくれるときが多々あります。
この瞬間が1つのゴールです。

数年間やっていると生徒の挙動にも気がつきやすくなります。
生徒がこちらのことを頼ってくれている、心を開いてくれている、親しみを感じてくれていると気がつく瞬間というものがあります。

そういう瞬間は本当に嬉しいです。
自分自身がそういうことが苦手だからこそうまくいったときの喜びも人一倍でした。

さらにこの先生の授業がいいなんて言われた時は心臓を直接掴まれたようにギュッとなって嬉しさがこみ上げます。

 

人気のあった他の先生の話

生徒の成績を上げているかどうかは置いておいて、人間として一番人気があった女性の先生の話を私以外の例として話します。

その先生は生徒がどんだけつまらない話をしても必ずやさしいリアクションを返していました。
そして、生徒の話をうまく続かせるせる相槌や質問もすごく上手でした。

相槌やふさわしい質問も相手の話を真剣に聞いている、あなたに対して興味があるよというシグナルになり結果的に好意を持ってもらえる確率がアップします。
体をちょっと前のめりにするのもコツです。
逆に眠そうにする、よそ見をする、腕組みをする、スマホを触るのは避けた方がいいです。

 
側(はた)から聞いていて相手の生徒の話というのは本当につまらないと思ったし、
彼女がする質問についても「いや、それ絶対自分興味ないやろw」ということでも彼女は聞いてあげていました。

生徒の方もこの先生ならなんでも聞いてくれると甘えてなんでも話すんですよね。

彼女は生徒に対してだけではなくほかの先生に対しても同じよな接し方をしていました。

この先生だとなんでも話しやすい・話してもよいとみんな思っていましたし私も結構話させてもらっていました。

 

塾講師の最終目的

生徒に限らず人は自分の話を熱心に聞いてくれる人に信頼を寄せるものです。
これも結局テクニックなんですけどね。

一時的な効果だけではなく生徒と長い期間にわたって強い信頼関係を保つうえで非常に効果的なものです。

ファーストインプレッションを大切にする。
初回から授業をしない。
日頃からまめに声掛けをする。
話しやすい空気を作ってあげる。
そして、うまく話させてあげる。

 
一応書いておきますが最終的な目的は仲良くなることではありません。
当たり前に成績です。

そして、関係を上手く作ることができればめちゃくちゃ成績を上げやすくなります。

授業&勉強→成績UPではなくて、

コミュニケーション→関係性&モチベUP→授業&勉強→成績UPです!

とにかく宿題はやってきてくれるし、声を掛ければ授業以外の自習や勉強会にも来ます。
私がズラーっと決めたスケジュールをこなしてくれます。

特にこのブログの他の記事にも書いている勉強を効率的にこなす方法を色々試したかったのでちゃんとついてきてくれる生徒はありがたかったです。

こういった瞬間にこそ初めてやる気スイッチを押せたと言えるのかもしれません。

 
以上。

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