大谷翔平 OP3戦欠場へなぜ?　150m弾も...“本人と相談”　「誰よりも自分の体を理解」

練習で好調なバッティングを見せているメジャーリーグ、ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)だが、オープン戦の3試合を欠場することが確実に。

その理由を探った。

さっそうと走りながらグラウンド入りした大谷選手は、全体練習に参加し、ウォームアップ。

チームメートと談笑したり、さまざまな表情で笑いを誘ったり、そしてモミモミと筋肉チェックをするなど、積極的にコミュニケーションを図っていた。

日本時間19日は、2日連続で屋外でのフリーバッティングを行わなかった大谷選手だが、17日、キャンプ3度目のフリーバッティングで、右に左に柵越えを連発。

驚異的なパワーを見せつけた。

この日は、26スイング中13本の柵越えを放ち、仕上がりの良さをアピールした。

バッティングが好調に見える大谷選手。

23日から始まるオープン戦について、突如、監督から驚きの発言が出された。

ロバーツ監督は、大谷選手が初戦から3試合連続で「欠場」すると明言した。

ロバーツ監督「彼(大谷)は誰よりも自分の体のことを理解している。手術からのリハビリも経験している。チームから指示をすることが正しい方法だとは思わない」

なぜ欠場となったのか。

メジャーリーグ評論家・AKI猪瀬さんは、「まだおそらく自分的には“生きた球を打つ”ここまでの準備はできてないという判断で、練習試合・オープン戦を欠場する、まだ出る時期ではないという判断をしたんだと思います。すごいフリーバッティングを見せたり、体つきも、ものすごく仕上がっているように映るので、周りが勝手に先走ってるだけで、大谷選手本人は、今やるべきことを粛々とスケジュール通りしているんだと思います」と話す。

大谷選手は、数日中にも実戦形式の打撃練習を行う予定で、新天地での“実戦デビュー”は、26日に本拠地で行われるオークランド・アスレチックス戦以降になるとみられる。

大谷選手のトレーニングをめぐり、新たな出会いもあった。

フィジカル強化中心のトレーニングを行った、18日。

大谷選手が高々と放り投げていたのは、重さおよそ4.5kgのメディシンボール。

その高さ、大谷選手4.5人分、およそ8メートル。

この練習に興味を持ったのか、2人の子どもが飛び入り参加。

投げてみたが、大谷選手のようにはいかない。

実はこの少年、MVP、フリーマン選手の息子・チャーリー君(7)。

落ちてきたボールが当たりそうになり、逃げる場面もあった。

先週、フリーマン選手は「大谷の口から真っ先に出た言葉は“チャーリーはどこなの?”。2年前に会った僕の息子の名前を呼んでくれて、会いたいと言ってくれる、これがショウヘイなんだよ!」と話していた。

大谷選手がチャーリー君と初めてあったのは、2年前のオールスターの時。

大谷選手は、この時のことを忘れずにいた。