【解説】ウクライナ ロシア軍の攻撃で停電続く クリスマスは「キャンドル生活」 愛知 (2022年12月22日)

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ウクライナの冬は非常に厳しいと聞きます。現地で暮らしている方が心配です。日本に来て15年、ウクライナ避難民をサポートしている榊原ナターリヤさんに話を聞きます。

―――現在、お姉さんとそのご家族が今もキーウで暮らしていらっしゃるんですね。侵攻が始まって10ヶ月が経ちますが、今のウクライナの様子をお姉さんやご家族からどのように聞いていますか。

非常に大変な状態になっているので、侵攻が始まってから出来る限り毎日連絡を取るように頑張っています。ですが、今の状態ですと電気がなく携帯を使えない状態になっているため、電気があるときに連絡をするようにお願いしています。

19日に非常に大きな攻撃があって電気が止まり、2日間連絡が取れなくなっていましたが、21日にようやく連絡を取ることができました。

―――電気が使えなくて停電しているのは、発電所への攻撃に起因しているのでしょうか。

いまロシアはキーウに軍が入れないこともあり発電所を狙っています。数カ所攻撃がされているようで、キーウへの発電が停まることがあります。

―――電気が使えないとなると、料理や生活のこともありますし、連絡が取れないとなると最新の情報も分かりにくいですし、命に関わることにも繋がりそうですね。

携帯が使えずテレビも見られないので情報も見れません。また、命に関わることですと、電気がないと病院も大変な状態になっています。

―――電気が使えない状態というのは最長でどれくらい続いているのでしょうか。

最後の情報ですと、19日の夜はイランのドローンが何カ所かに当たり、2日間は電気が止まっていました。30分間電気が付いた時もありましたが、またすぐに停止したので、30分で何もできず、充電や料理などもできませんでした。

―――使えるときに充電をやりくりして、あるいはろうそくに火を灯して明かりを、ということになるのでしょうか。

ろうそくをつけるなど明かりはありますが、やはり発電機が必要になるものもあります。学校のオンライン授業などは難しく、バッテリーやインターネットのある場所に行く必要があります。電気がないと非常に大変です。

―――病院の話や学校の話も少し出ましたが、お子さんたちの授業にも影響があるということでしょうか。

勉強は全然できていないです。学校に行けないとオンライン授業になりますが、オンラインも電気がないと行えないので、できていないのが現状です。

―――私たちができるサポートは、バッテリー関係を支援するという形がウクライナの人たちの力になるということでしょうか。

2日後から世界はクリスマスのお祝いをすると思いますが、ウクライナ人は電気がないためろうそくをつけるという状態です。しかしウクライナ人は文句を言わずに堪えています。早めに平和になってほしいです。

日本からできる支援は、物資や暖かい服、すぐできる料理、カップラーメンのような支援物資はとても必要です。しかし発電機とかバッテリーは一番必要としています。今電気がなくなると、バッテリーを使わないと充電や料理ができないので、必要かと思います。

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