【京都ニュース/スポーツ】パラリンピック陸上・和田選手＆長谷部さん【京都府スポーツ賞授与】

京都府では、東京2020パラリンピック競技大会陸上競技男子1500mT11において銀メダル・5000T11において銅メダルを獲得された和田伸也選手に対し、京都府スポーツ賞「特別栄誉賞」を授与するとともに、同選手のガイドランナー（伴走者）を務めた長谷部匠さんに対し、「京都府スポーツ特別奨励賞」を授与しました。

◆和田伸也（わだ・しんや）選手　
昭和５２年、大阪府寝屋川市出身。
高校２年生ごろから視力の低下が進み、関西大大学院で修士号取得後、府視覚障害者福祉協会点字図書館などで勤務します。２８歳の頃からブラインド陸上を始め、ロンドンパラリンピックでは５千メートルで銅メダルを獲得したほか、リオ大会では１５００メートル、５千メートル、マラソンで入賞を果たしました。
そして、東京パラリンピックの5000m、1500mに出場し銅メダルを獲得しました。最終日のマラソンではT11クラスの選手が2人で、他の選手はT12の障害が比較的軽い選手たちとの混合の中、順位こそ9位でしたが、2時間33分5秒とパラリンピック記録及び、アジア記録（福岡国際マラソンの記録はIPC非公認のため）で東京パラリンピックの有終の美を飾りました。

◆長谷部匠（はせべ・たくみ）さん
京都府綾部市出身。府立綾部高校で陸上部に所属。
長距離を中心に活躍し、京都市内のスポーツ用品会社に就職後は市民ランナーとして活動しています。
令和元年に友人の市民ランナーから伴走者に誘われて、和田選手に出会い、週３回約２時間ずつの練習を２人で積み重ねてきました。そして和田選手の伴走を務め、陸上男子のトラック種目で２個のメダル獲得に貢献しました。

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