コラム

こんなネット記事は読みたくない!『数合わせ記事』の不誠実さ。

今日はよくある『オススメ30選!』のような記事の是非についてレポートします。
僕はこういったキリのいい数に合わせたまとめ記事には以前より疑念を抱いています。

当然全ての『“数合わせ”されたまとめ記事』がダメというわけではありません。
一部の不誠実なライラーによる記事についての話です。

 

①数合わせ記事とは
②数合わせ記事が困る点
③数合わせをする理由
④読者ができる対策


 

数合わせ記事とは

『大阪の二郎系ラーメン10選!』
『オススメSF映画50本!』
『観て欲しいアニメベスト100!』

こういう記事です。
よくありますよね。

『数増やし記事』と呼んでもいいんですが、
こんな風にちょうどいい数に合わせていることが多いので『数合わせ記事』と勝手に呼んでいます。

数増やし記事、つまり『文字数稼ぎ』については以前こちらの記事に書いています。
🔗こんな個人ブログは読みたくない!3パターン。

 
今回はタイルの通り『数合わせ』について中心に話します。

 
例えば、実際に「SF映画を見たい!」と思って検索した結果「50選!」って言われてもちょっと困ってしまいます。

全部に目を通さないといけないの?
結局面白いのはどれよ?

これには単に数字のキリがいいという以上の不誠実な理由があるんですよね。

下の見出しより、

まずはこういう「数合わせ記事が困る理由」の例を書いて、
その後で「裏の理由」について話します。

 

数合わせ記事が困る点

3つの例を出して説明します。

実際に存在する記事からひっぱってきているわけではなく、
わかりやすく説明するために用意した想定のタイトルです。

①『大阪の美味しい二郎系ラーメン10選!』

大阪に美味しい二郎系ラーメンってそんなにあるか?

たしかに店自体はチェーン店合わせれば20くらいあるかもしれないけど、
じゃあその内半分をオススメしちゃうの?

完全に『数合わせ記事』です。

つまりこれは本当にオススメでも好きでもないのに10という数字にこだわってとりあえず数を埋めた結果です。

 
僕も大阪の二郎系の記事を書いているんですが、(っていうか書いてるからこういう例を出すんですが、)
有名だけど書いていないお店があります。

それは食べていないから書いていないのではなくて、
食べた上で多種多様な理由からこれは「読者にオススメはできない・記事にしない」と判断した上で避けているんです。

数合わせ記事にはこういった配慮はありません。

まず数字がありき。
その数が合うように埋めることしか考えていないですから。

 

②『オススメSF映画50本!』

本当に50本もオススメあるの?

映画マニアの人なら好きなSF作品50くらい余裕であるかもだけど、
それを全部本気で他人にもオススメしたいのか?

もうちょっと絞って「至極の5作品」や「ベスト10」にしてほしい。

 
これにも5や10にしない理由があります。

まずは文字数稼ぎですね。
先ほど貼ったこちらの記事を見てください。

🔗こんな個人ブログは読みたくない!3パターン。

 
次に、当然「50」は数合わせでもあります。

普通に考えて50ちょうどに収まるのは不自然だと思いませんか?
本当は好きなのをあげれば37本とかじゃないの?

この場合は13本は水増し。
50という数字ありきのタイトルなんですよ。

順序が逆でしょ。

「50」という不誠実な目標を最初に決めるのだはなくて、
好きなものを挙げていった結果出てきた数字を言えばええやん。

 
一方で、じゃあ数が少なかったら信用するのかって話ですが、

そういうわけでもないですよね。
この点については最後に見出しに書きます。

 

③『福井に来たら絶対に訪れるべき観光スポット20!』

いやいや、福井にそんなに見るとこないやろ。

数合わせ記事で困るのはこんな風に観光地を調べる時もそうです。

この場合に数合わせ記事が特に悪害になる理由は、
旅先を調べる時というのは一緒に行く誰かを想像していることが多いからです。

僕はいつも一人ですけど、旅行って誰かと行くことが多いでしょ。

それで数合わせ記事を書くライターが数を増やすためだけ・数を埋めるためだけにおざなりにオススメした実際には大して見所のないスポットに行って、
空気が盛り下がったらどうしようって。

 
どこへ行くかではない、誰と行くかだっていうのは解りますけど今はそういう話をしていません。

 
ラーメンも映画も福井も精通している人ならその記事がデタラメだと言うことに気がつきます。
例えば福井県民なら「そこオススメしちゃう?笑」みたいに。

でも、検索で来る人って知識がないからネットに求めているわけで、そう言う人を騙す、というよりも適当に扱ってるということです。
 

数合わせをする理由

ブログだったりネットメディアで記事を書く仕事や趣味を持っている人は容易に解ると思うんですが、
これはひとえにSEO対策と呼ばれるものの一環です。

■SEO対策とは
 
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で意味は「検索エンジン最適化」です。
 
簡単に言って、自分のサイトをグーグル検索でより上位に表示させるための戦略です。
そう行った施作を講じることをSEO対策と呼びます。

 
それじゃあ「数合わせ記事」のどこがこのSEO対策に当たるのか。

ジャストナンバーの方がキリが良くて印象がいい、まとめ記事として判りやすい。
結果的にクリックされやすい。

というものもありますが、
僕は一番の理由はページ滞在時間の延長だと思っています。
(ちなみにこのジャストナンバー『○○選』の数字については「バスケが上手くなる”たった1つ”の方法!」のように『1つ』が一番SEO的に有利なんて話もあります。)

 
ページ滞在時間は長ければ長いほどグーグルには評価され、検索順位の上位表示に寄与するようです。
従ってサイト運営者はあの手この手を使ってページ滞在時間を伸ばしにかかります。
これがSEO対策の一環です。

この点に関しては僕も同じで、面白い記事、読みやすい記事。役に立つ記事、情報量の多い記事を書くことで達成します。
他にも色々ありますがここでは省略します。


🔗グーグルアナリティクスの『平均ページ滞在時間』の見方。

 
話をもどしますね。

おすすめ3選!として3つの説明をするより10選とした方が読むのに時間がかかりますよね。

もちろんライティング能力によっては逆転もしますが、多くのアクセスを引っ張ってきている記事で平均を取れば10選の方がほぼ確実に長いページ滞在時間を獲得できます。

これが巷に30選や50選、100選が氾濫する理由です。

 
それが本当に必要なこと・伝えたい内容なら構いません。

しかしながら、ここまでの例で書いたように、

SEO対策の一環としてページ滞在時間を伸ばすためだけに、本心からは外れるようなことを書いている記事が多いです。

これが僕が多くの『数合わせ記事』に対して不誠実だと感じる理由です。

 

読者ができる対策

こういうのはリテラシーの話になってしまい、話が広がりそうなので具体例を出して閉めます。

『大学受験!オススメの英語長文の問題集4選!』

さっきの数合わせの法則を考えれば無理に10選!や30選!にしてないという点では評価できるけど、
逆に、あんまり知らないんちゃうん?という考え方もできてしまうんですよね。

10冊使って4冊厳選したなら評価できるけど。
3冊しか見てなくて3冊全部進めて、3冊だけじゃ少ないからあと一冊足したみたいな。

両者では信頼度が違う。

 
じゃあどうやって判断するのかって言ったら書き手の背景とサイトの実績で判断するしかない。

書き手自身はその単元をしっかりと勉強してきた人なのか、
学校や学習塾での指導経験は?

書き手のサイトについても見て。
アフィ用のサイト、つまり売るためのサイトかそれとも、雑記か、本当に学生のことを思って作られているサイトか。
他の記事でいい加減なことを書いていないか。

 
こんな風に書き手の信頼度を確認するしかありません。

これを調べた結果なら、
先ほどのSF映画50はもしかすると本当の情報になるかもしれません。

仕事でSFだけで500本観てきた人(背景)だったり、そういうことがプロフに書かれていて(実績)たしかに造詣の深さをうかがい知れるなら・・・。

この場合逆の数合わせで67本→50本にしたとも考えられますしね。

数合わせに限らず、ブログでもアフィサイトでも結局のところ書いている人間で判断です。←この見出しの結論。

 
こういうことはまとめ記事に限りませんし、ネットメディアにも限りません。

どういった背景を持つ人がどういう立場からその情報を発信しているのか。
ここの確認は絶対です。

 
 
以上。


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