京大対策勉強法〜英語編〜 | はいれぽ!

今日は僕の京大入試の英語対策としてやったことをレポートします。

最初に京都大学の英語受験について考えたこと・方針を書いて、
そのあとに使用教材を絡めながらやったことを順番に書いていきます。

 
(TOP画像の背景は『まんがタイムきららMAX2017年9月号』3ページ目。)

・京大英語に対する考え ・現役時に取り組んだこと

・浪人してから取り組んだこと

京大英語に対する考え方

浪人して変わった英語マインド

英語を真剣に勉強をしたのは浪人して志望校を京大に変えてからです。 真剣になって勉強をしたというのは、

やり方を抜本的に変え、戦略を持って取り組んだということです。

浪人時代に英語に注力した理由はいくつかありますが、ここではその一部を書きます。

  まず第一の僕個人の状況として、昔から英語が国語に次いでの苦手科目だったので、

この苦手科目を得意科目に変えれば総合偏差値はぐっと上がると考えました。

また、英語は勉強すれば誰でも得意にできる科目だと考えて力を入れました。
なぜならアメリカ人は子供でも英語を使いこなしているからです。

だから、僕もやればできると信じました。

他にも、他教科とは違って英語は受験後もずっと必要な教養であると思ったため、 この機会に全力で伸ばそうと動機付けました。

英語は他の科目とは性質が異なる知識です。

関連記事:🔗【受験勉強効率化】英語を得意科目にするべき5つの理由【マインドセット】

京大英語のスタイル

そうは言っても英作文にはあまり力を入れておらず、僕の受験英語といえば主に長文を読むことに執心しました。
ゆえに、この記事では主にその京大英語の英文和訳対策について話します。

京大英語本番の配点の割合は 長文(100点)2:1英作(50点) です。

最近は少し出題傾向が変わる年もありましたが、
従来の京大英語は『英文和訳(英文解釈)』と『和文英訳(英作文)』のみ。

文字通り和訳と英訳だけです。

過去問を見てもらえばわかりますが、
和訳・英訳共に一般的な大学の問題よりもずっと長い文章を訳します。

 
個人的にはこのわかり易い出題が好きでした。

真っ向勝負って感じで面白くないですか?

それはシンプルな出題が6問だけの京大数学についても同じことが言えるんですが、
僕は京大数学はわからなかったので面白くありません。

英語は対策のしがいがあると思いました。

細かい単語や文法の知識よりも、いかに論理的に長文を読みこなすか。
「とにかく英文を読めるようになれさえすればええんやろ?」

これが僕の京大英語対策時のマインドでした。

実際のところ、文法については以下に話す僕のレベルの勉強方法の知識で事足ります。   しかし、受験が終わって大学生になって英語の勉強をする中で、 この時はないがしろにしていた「英単語はしっかり勉強するべきだった」と思い直しました。  

当たり前ですね。

現役時に取り組んだこと

文法

英語は中学の頃から苦手で何から始めればいいかわからなかったんですが、とっかかりとして 🔗即戦ゼミ11(桐原書店) を最初に手に取りました。

これは別に学校の指定でもなかったし、ネクステが配られていたにもかかわらず即ゼミを使おうと思ったのは内容が易しそうだったからです。
現役時に即ゼミ11を繰り返し、受験文法の基本を学びました。

ネクステもつまみ食いをしましたが、京大を受けるまで文法のための勉強は結局即ゼミをやっただけでした。

  左側に問題、右側に解答解説が書かれています。解答を見ないで答えを暗唱する自己テスト形式で繰り返しました。

時々理解を整理するためにノートに書くこともありました。

 
関連記事:🔗受験英語の文法の勉強方法のコツ4つ

単語

単語についてはターゲットもシス単も持っていましたが、最初の方を覚えただけですぐに飽きて放置しました。
『succeed』だけは完璧でした。

大失敗でした。
浪人の時も単語帳は使いませんでした。

単語はこのあと書くように同じ長文を何回を読む中で覚えましたが、やっぱりちゃんとシス単レベルは抜けがないように覚えるべきですね。

その他

現役時に取り組んだことはあとはセンター過去問やセンター型模試問題集・大学の過去問をやりました。
センター型問題はとにかく数をこなしました。

これも間違い。

数をこなすことも大切ですが、一つ一つ丁寧に復習して自分のものにしなければ効果半減以下です。
やりっぱなしじゃね。

結局実になったのは即ゼミ11だけで、他はお粗末な受験勉強でした。
ていうか時間がなくて腰が据わった勉強ができていなかったですね。

浪人してから取り組んだこと

最初の見出しで書いた通り、京大英語については英文和訳、とにかく難文を読めるようになることに重点を置きました。

春は🔗『速読英単語【必修編】』🔗『英文解釈の技術100』を頑張りました。

  まず、速単必修編ですが、

とにかく英文になれるため肩慣らしのような位置付けでした。

最初から和訳を見て目ですらすら読めるようになるまで使いました。
意外と早く終わりました。

 
次に技術100について。

入試問題の「長文を読む」といっても、文章をただ言葉として読んでいくだけではなく、文法構造を把握しながら読みます。
そのための知識をこの本から得ました。

言葉を言語としてアジャストしていくのではなく、仕組み・組み立てを理解して理論を持って読みます(解釈)。
まずは理解です。

その解釈方法を技術100で学びました。

また、取り組んだ文法の問題集は即ゼミだけだったと書きましたが、即ゼミに足りていなかったぶんはこの技術100が補ってくれていました。
特に構文。

技術100は難しく春の間に終わらせることはできませんでした。

 
このあとの京大対策は技術100の残りを消化しつつ、ひたすら長文読解です。

和訳対策については、たくさんの数の長文を何回読んで自分の中に英語の世界を作っていくイメージでした。

暗記するわけではなく、全ての題材にした英文に対して和訳、SVOCやコロケーションなど全てを理解できる状態にすること。
これは意識していたわけではなかったんですが、英語を日本語に訳して読むのではなく、英語は英語のまま読み進めていくステージにまで行きます。

基本的には1つの文章に対して10回は読んでいました。
口に出して読みません。ひたすら黙読です。

英語長文の詳しい勉強方法はこちらの記事をご覧ください。

 
関連記事:🔗受験英語。長文のオススメ勉強法。受験の関門「英語長文」僕はこのやり方で攻略しました。

読んだ英文の本数

以下は京大入試本番までに読解の練習として取り組んだ教材の一覧です。

簡単な速単必修編以外は浪人時に消化した英文の本数をとしてメモをつけています。
過去問は1年につき2題収録されているので2本換算です。

大体の数字です。誤差はあります。

60本:長文問題集

上のリンク記事にも書いた通り問題は一切解いていません。
題材の英文をひたすら読みました。

難易度的にはミディアム。
速単必修編と上級編の間くらいです。

・🔗”毎年出る”頻出英語長文
・🔗出る!出た!英語長文30選

30選は(当時から)全然改定されていないし、今改めて確認するとこちらにリニューアルされているようです。
・🔗出る!出た!英語長文18選【上級編】
 

50本:速単

速単は何と言っても🔗『速読英単語【上級編】』ですね。
予備校への行き帰りの電車の中でしつこく読みまくりました。

  初めて長文の受験勉強のために手に取ったのが速単入門と必修でした。

単語ではなくてあくまで長文対策です。

入門編はさすがに味気がなかったので、春に必修編から入りました。

とりあえず、先に日本語訳を読んでから、英文を読みます。
詳しい勉強方法については上のリンクの記事をご覧ください。

20本:模試関係

・京大実戦夏秋(駿台) ・京大即応オープン夏秋(河合塾) ・実戦問題集(駿台文庫)

・入試攻略問題集(河合出版)

模試も他の問題集と同様に何度も読み返してました。

50本:過去問関係

阪大・慶應過去問 京大青本(駿台文庫)

京大英語25カ年(教学社)

以上が僕が京大対策としてでやったことです。

多いように感じるかもしれませんが🔗英語長文の勉強方法に書いた通り僕は基本的に問題を解いていません。

ただ解答を見て和訳を知った上で、英文解釈をして、そのあとはひたすら読む。

だから楽でした。

 
以上。

関連記事:

🔗京大理系志望者にとっての英語。
🔗俺の京大対策〜化学編〜
🔗俺の京大対策。京都大学への勉強法。受験勉強の最初にやることまとめ。

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