コラム

地球外知的生命との遭遇(未来)

前回の記事 (🔗『地球外知的生命との遭遇』) では僕たち人類が現代において地球外知的生命(ETI)と遭遇することはありえるのかどうかということを書きました。

今改めて読み返すとかなり妄想が激しくて恥ずかしかったです。

今回もめげずに将来的にETIが来る可能性についてレポートします。

前回の記事の続きとして書いている箇所もあります。
気になる方は先に上の記事を読んでください。

ETI:Extra-terrestrial intelligence

(目次)
・将来来るかどうか
・明日来た場合
・宇宙戦争

 

将来ETIは地球に来るかどうか

前回の記事では現代人が地球外知的生命と遭遇するかどうかということを書きましたが、今回は未来の話です。

未来にETIが地球に来訪する可能性は十分に考えられるますが、それは必ずしも僕たち人類と遭遇するという訳ではありません。
地球に来た時にはすでに人類の方が絶滅しているのではないでしょうか。

前回の記事には、ETIが他の惑星に飛来するには特別な理由が必要になるという考えを話しました。
単に電波や他の何らかの手段・手掛かりによって彼らが地球の存在を察知したとしても、それですぐに地球へ旅行に行こうとはならない、
その星に住む人民のコンセンサスを得られるだけの何らかの事由が必要だと。

 
ETIが人類と鉢会うと考えた場合には時間的なギャップが大いに問題になります。

人類最古の文明と考えられているメソポタミア文明が誕生したのが約5000年前とされています。

宇宙のスケールや天の川銀河のスケールにおいてこの5,000年というスパンは刹那の時間です。
仮に現代文明がここからさらに5,000年間続いたとしてもそれは変わりません。

 

天の川銀河が出来てからおおよそ100億年です。
例えばある高度文明が天の川銀河の形成から遅めに見積もって90億年後の段階でやっと誕生し、その高度文明が現在まで存続していたとするとその文明は10億年存続するスーパー高度文明ということになります。

これまでの宇宙の歴史上で中には途中で滅びた超高度文明もあるでしょう。
そこで、仮に現在まで1億年続くスーパー高度文明が存在するとします。

1億年続いている文明に何らかのどうしてもその惑星から離れて何万何億光年も旅をしなければならないような特別な理由、
もしくはそうではなくてもスーパー高度文明を持つ彼らが単純に探査目的で地球にやって来るとしても、

どうしてこの人類史五千年や一万年程度の人類にとって心地のよいタイムスケールに合わせてそのようなイベントが発生するのか。

僕たちの人類の存続年数がここまで数千年。
そしてこれからの存続期間、仮にそれを5千年間だと仮定します。

そこで上のような天の川銀河の歴史を考えた時に、その1万年間という時間はたったの0.0001%です。

遭遇を考えた場合、いくら相手の文明が長寿といっても結局は向こうの自主性にゆだねられるわけですから、
現代人との遭遇という意味でETIが地球にやって来るというのはあまりにも現代地球人の都合に偏り過ぎています。

 

それでもETIが来た場合

では仮にETIが明日地球に来訪した場合を考えてみます。

これは非常に大きな危険を孕んでいます。
その危険さというのは人類滅亡クラスのインパクトを持ちます。

ここまで書いたようにETIが地球に来る場合には特別な理由があり、
それはETIにとって緊急性の高い状況であると考えられます。

繰り返しになりますが、それは表敬訪問でも惑星間旅行でもありません。

宇宙物理学のホーキング博士はSETI(地球外知的生命探査)において人類側からETIに向けて積極的にコンタクトを図ること(アクティブSETI)に対して否定的であることは有名ですが、
その理由もここにあります。

つまり、これはETIは地球を植民地化するという想定です。

何ら突飛な話ではないと思います。

地球上で当たり前のように起きている出来事と同じです。
人間が動・植物の権利を尊重しているのかということ。

よく使われる例だと、アメリカ大陸において入植者が先住民に対して働いた蛮行についても同様です。
これらと同じことが起こるんじゃないでしょうか。

 

宇宙戦争

それじゃあ来襲を受けた人類は映画『インデペンデンス・デイ』のように戦争が始まる??

勝てるわけがありませんよね。
相手は恒星間移動を成功させたスーパー高度文明ですから。

映画『宇宙戦争』においては地球上に存在する微生物に対する免疫がなかったということで自滅してくれましたが、そんな都合のいい話もありません。
事前調査は済んでいます。

万が一その日が来た時に僕たちができることはスーパー高度文明に生きる彼らの精神性に期待するだけです。

 
だいたい『明日来た場合』を考えた時に疑問に思うんですが、
もしそれが友好的な訪問だとして、どうしていきなりダイレクトな接触を試みて来るんですか?

挨拶に来るとしても地球人の尊厳を敬うならまずはアポイントをとるでしょう。

直接宇宙船で地球まで乗り込んで来るよりも電波による交信の方が限りなく簡単で安価で省エネですからね。
そういった観点からも明日突如として彼らが僕たちの活動圏や太陽系内に現れた場合、それは先制攻撃です。

もしアポイントを取って来たとしもそれはフェイクであり僕たちの運命は変わらないでしょうね。

地球までやってこなければならなかった彼らの状況は逼迫しているんです。
国際的な批判を覚悟して行われた真珠湾攻撃と同じではないでしょうか。

「宣戦布告」なんて甘さは見せないし、手段も選びません。

ちなみに、交戦前に人類と交信する必要性はないために交信はして来ませんが、無人探査機(プローブ)をよこして事前に現地調査はしています。

ていうか、先制攻撃があるとすればそれはほぼ100%ドローンですし、「ETIがやってくる」という場合も全てまずは機械でしょうね。

億が一にそれが平和友好的な遭遇であったとしても、
彼らが知らずに持ち込んだウイルスが予期せずに人類を死滅させてしまう可能性はあるし。

奇しくも上に挙げたアメリカ大陸の例では植民地化と同時に先住民にとって免疫のなかった疫病の大流行が先住民人口の大減少を招いています。

他にも宇宙船や彼らが使う何らかの器具が放射線など人体に有毒な電磁波を散乱しているかもしれません。
もしも彼らの文明が反物質で構成されたものだったとしたら天の川銀河2大文明の同時消滅です。

明日ETIが現れた場合は人類滅亡です。

 
以上。


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