日商簿記2級の独学勉強方法と勉強時間、合格までの学習記録 | はいれぽ!

私は過去に『日商簿記検定の2級』を受験しました。

独学で学習していて勉強時間の記録もつけていました。
今日は日商簿記2級合格までの勉強記録とオススメの勉強方法についてレポートします。

(目次) ①簿記2級受験の背景 ②使用教材とレビュー ③合格までの勉強記録

④独学勉強法(4steps)

⑤受験の感想

①簿記2級受験の背景

まずは私の簿記2級受験の背景や簿記の事前知識について書きます。

受験のきっかけ

受けたのは大学生の時です。

自分が大学受験の時に色々工夫して勉強していたので同じようなやり方をしてついでに他の資格も取ってみようと思ったのが最初のきっかけです。
それでなんの資格にしようかと調べた時に「簿記2級はメジャーな資格で難易度もそんなに高くない」ということだったのでこれにしてみました。

3級受験について

簿記3級は受けていません。

私にとって初めての簿記の試験が『日商簿記2級』でした。
高校は普通科で大学も理系なので簿記は私にとって全く初めての科目でした。

いきなり2級の勉強をし始めたわけではなく、
下に記す3級の教材を終わらせてから2級の勉強を始めました。

勉強方法については主に大学受験の時と同様に自分なりに工夫しながら独学しました。
この後に紹介する勉強記録にもそのような工夫の跡が見られます。

②使用教材とレビュー

・スッキリわかる日商簿記3級(TAC出版) ・スッキリわかる日商簿記2級商業簿記

・スッキリわかる日商簿記2級工業簿記

日商簿記2級に勉強に使った教材はこちらの三冊だけです。

  簿記については評判のいい参考書を見つけるためにネットを検索を見ましたが、

それ以外の簿記の勉強に関わるネットの記事も他の参考書も見ておらずこの三冊だけを繰り返しました。

教材に対する評価ですが、非常にわかりやすかったです。
簿記完全初学者の私でもすんなりと簿記の世界に入っていくことができました。

一方で、このシリーズはいい意味でも悪い意味でも必要最低限のことが書かれています。
余裕合格や上位合格を目指す場合はこの3冊だけでは難しいとも感じました。

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③合格までの勉強記録

実際の勉強記録です。

時間はスマホの時計を見て毎回記録していました。

  私が使っていたTACの教材は教科書と問題集がセットになっています。

下のノートの一番右『Case』が前半の教科書的な内容で『問題』は後半の問題集編のことです。

例えばstep1では教科書(Case)を2回読んでから問題部分に移ったということです。

『チェックテスト』は教材の付録としてついていた実際の試験形式を模したレジュメです。
過去問代わりに使いました。

 

④独学勉強法(4steps)

上の勉強記録を見ながら私の簿記受験対策について書きます。

step1『速習』

記録を見ると商業簿記は教科書部分を3日、問題集部分は4日間で『一周目』を終えています。

簿記に限らず受験勉強でも新しい科目の問題集の一周目ではそこまで深く学びません。
一周目の学習の目標はその科目の『全体像を把握』することです。

関連:🔗俯瞰的学習|初学者の第一目標は全体像の把握|勉強効率化

  自分にとって全く新しい単元だとわからないことばかりです。

1週目から真剣になって全部を理解しようとするのはストレスが大き過ぎます。

1週目の学習は最初から最後までをスピード感を持って一通り読み終えて全体像を把握します。

わからないところは容赦なく飛ばします。

関連:🔗わからない問題を飛ばすことも勉強を続けるコツの1つ。

  『速習』は勉強していた時の私が名前をつけていただけです。

ダサいですね。

step2『理解』

2週目の学習はじっくりと取り組みました。
この段階でほとんどの内容をとりあえず理解します。

難関大学受験対策なんかだと2回目くらいではまだまだ全理解は難しいですが、
簿記2級は2週目で理解できなかったところはほぼ無いようにしました。

時間のある方や2週目ではまだ難しいという方はわからない箇所に印などを入れるなりして、
どこで引っかかったのかを明確にしておき、飛ばして3週目に持ち越しても大丈夫です。

理解と暗記は異なります。
本を読んで内容の理解はできていたとしても、合格するためには自力で1から回答をできるようにならなければなりません。

 
この段階では100%の理解はできていても100%の暗記まではできていません。

step3『総チェック』

私は3週目(step3)の時に全ての問題について完全テスト形式でやりました。

step2の段階では理解はできたとしても問題を自力で回答し切るための100%の暗記まではまだできていませんし、できるわけがないんですが、

このときの簿記2級の場合は2週目ですでにかなり覚えることができていたのでもうこの3周目のこの段階から総チェックに入りました。

何度も言いますが人によって勉強のペースは様々です。
4周目・5周目でも全く問題ありません。

step4『○付問題』

ノートの『問題1~33の○付問題』のことです。

step3の総チェックで全ての問題をテスト形式でやったと言いましたが、
その時に間違えた問題や正解したとしても理解が曖昧だった問題には○印のマークを付けていました。

この実質4周目ではその○印のついた問題だけを解きます。

問題集の1ページ目の1問目からわかっている問題も含まれているのに1から繰り返し解くより、
問題によってメリハリをつけることでより効率よく暗記が進みます。

印をつけることによってあえて特別にその問題に取り組む意識を持つことでより記憶に残ります。

関連:🔗チェックボックスの使い方。問題集へのマークの付け方とその意味。

復習は早めに

ノートを見てもらえればわかりますが、
step3において『問題1~33の○付問題』は『問題1~33の総チェック』が終わった翌日にしています。

全ての問題を通してやり終えてから復習に戻るより、
勉強し始めて間もない科目の復習はでこのようにきるだけ早くすることが記憶の保持に有利だからです。

空白期間の1月1日~2月14日までの間は工業簿記を勉強していました。

過去問について

私は簿記二級対策では過去問をやっていませんが過去問はやるべきです。

繰り返し解いて問題形式に慣れるということはどんな資格試験においても鉄則です。

この時は時間の都合上教材の付録にあったチェックテストをやっただけでしたが、今からすると危ないことをやってるなと思います。

関連:🔗大学受験で過去問を解く時期はいつから?勉強法をパターン別に解説。

⑤簿記2級受験の感想

3級と2級

2級の簿記には2種類がありました。
『商業簿記』『工業簿記』です。

3級は『商業簿記』のみですが、2級の商業簿記は3級のその延長です。
単純に勘定科目が増えるだけで3級の商業簿記が理解できればすんなり解ります。

商業・工業共通して言えることは、同じことの繰り返しということです。
勘定科目が増えたり変わったりするだけです。

勉強方法を色々と書きましたが基本的にはひたすら覚えて練習するだけです。
覚えるまで何度も問題集を繰り返します。

所詮事務的な作業だったなというのが受験を終えての感想です。

予備校や通信講座について

わざわざ予備校に通う必要はありません。

ここまで書いた通り簿記はただの暗記です。
学校に行って授業を受けてノートを写してというのは非常に非効率的です。

本にわかりやすく書いてくれているので読んだ方が早いです。

同じことの繰り返しのような問題を繰り返し演習して暗記するだけ。
人それぞれ暗記までの時間には差がありますが結局は覚えていくだけです。

クソつまらないので忍耐は多少いるかと思います。

通信講座ももったいないです。
通信講座で学べる継続力や粘り強さがあるなら独学で学べます。

 
以上。

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